カナ 用語 解説
フア ファイル

【file】

データというものはファイル形式で保存される。情報のみを持つデータ・ファイルやユーザの制御のもとで、パソコンがあらゆるタスクに対応できるようにするための指示を含むものがプログラム・ファイル。
  ファイアー・ウォール

【firewall】

不法アクセスやコンピュータ・ウイルスからネットワーク・システムを保護するためのセキュリティ機能。企業など内部のコンピュータ・ネットワーク(LAN/WAN)とインターネットとの間に設置するセキュリティのバリア。通常1つ以上のルーターで構成され、許可されていない情報の要求を受信拒否することができる。
  ファーストタイム・バイヤー

【first-time buyer】

初めてある製品を売り手から購入した顧客。ファースト・タイム・バイヤーは追加購入の可能性の高い見込客と見なされ、通常「その気になっている」間に追っかけのプロモーションを実施することが重要。「鉄は熱いうちに打て」の諺を実践する。時間がたつと二度目に購入する顧客が少なくなる。ファーストタイム・バイヤーをリピート・バイヤーにすることが通信販売(ダイレクトマーケティング)に成功する決め手になる。
  ファイナンシャル・モデリング

【financial modeling】

目的を財務シミュレーションに絞って作成したモデル。ある要因を変化させ、期待される結果を予測する。モデル使用者は「〜ならどうなるだろうか」(what if)という質問を繰り返しながら、どのシナリオが最適戦略かを判断する。例えば、ある雑誌の新規購読注文の20%を基本料金よりも安い料金で設定すると税引前利益はいくらになるかを予測する。
  ファクター分析

【factor analysis】

因子分析のこと。大量のデータ、大量の変数をより簡単に分析するための数学モデル。大量の変数を相関関係あるものに集約し、理解を早めるために応用する。例えば、女性グループの研究で、身長、体重、趣味、興味、行動などのデータ変数があるとする。これをサイズ関連(身長・体重)、ライフスタイル(趣味・興味・行動)の2つの因子に集約する。この2つの変数の関連を調べる。多変数データを少数変数(潜在変数)に線型結合して集約表現することを目的としたモデル。
  ファックス・オン・デマンド

【fax on demand】

エンハンスド・ファックス参照。
  ファックス・ブロードキャスト

【fax broadcast】

エンハンスド・ファックス参照。
  ファックス・リトリーバル

【fax retrieval】

エンハンスド・ファックス参照。
フイ フィアー・アピール

【fear appeal】

消費者は、人生に不安、恐怖感を漠然にもっている。その不安をベースに不安を明瞭にし、どうすれば不安を除去できるかを訴求する。死亡保険、ガン保険、入院保険、火災保険など保険広告は、殆どこの手の広告である。家庭生活でも口内洗浄剤、防臭剤、薬、ベビー用品などの広告に利用される。最近は、高齢化時代。健康に関わる視点から、販売商品を訴求するメッセージを数多く創造すると売上増につながる。
  フィーチャー・ショップ

【feature shops】

関連のある製品群を特集する得意客ねらいのショップ。
  フィードバック

【feedback】

フィードバックは、顧客とのよい関係を構築するために、極めて重要な用語になる。一般的に、フィードバックは、結果に応じて原因を調整すること(社会・心理)、あるいは単に反応、感想、意見の意味がある。マーケティングの世界では、レスポンスを得た消費者に対し(見込み客)、メッセージをどのように受け取ったか、どんな環境で受け取ったか、受け取った態度や気分はどうだったかの情報を収集することをいう。つまり、マーケティング・アクションに対し、どのように感じたか(結果)を把握するために調査し、マーケティング・アクションにその調査結果を利用し、修正していく必要がある。
  フィフティ・フィフティ・プラン

【Fifty-Fifty plan】

協同広告プラン。広告費用を小売業と製造業で半分ずつ負担する広告。
  フィフティー・プラス・マーケット

【50+ market】

50代以上の熟年層の市場。資産高、可処分所得の多い定年退職者などが中心の熟年層は、アメリカで成長市場として注目されている。
フオ フォーカス

【focus】

鮮明でハッキリしたイメージを見せること。フォーカス・グループに使われるような、あるテーマの問題・課題。
  フォーカス・グループ

【focus group】

特定の生産者が会議室で話し合いをするために広告会社によって集められた顧客グループ。公衆が製品、メッセージ、会社のことをどう考えているかを学ぶのに役立つ。
  フォーカス・グループ・インタビュー

【focus group interview】

フォーカス・グループとは、特定の目的でマーケターが会議室で話し合いをするために集められた顧客グループ。フォーカス・グループ・インタビューは、体系的に組織立てられていないグループによるインタビュー・テクニック。8人から12人が1カ所に集められ、訓練された聞き手の誘導のもとで、特別なコンセプトや製品あるいは課題に集中してインタビューが行われる。広告製作者は、製作段階の調査ツールとしてフォーカス・グループを利用する。有能な司会者によるインタビューは、グループ・ダイナミックス(集団力学)により、アイデアを生み出すことができ、消費者の反応や認識における洞察を提供してくれる。フォーカス・グループ・インタビューではテーマを紹介し、それについての討論を促す司会者の力量が重要である。グループはあらゆる年代の男女の既存ユーザーと見込みユーザーで構成される。データベース・マーケティング実施企業は、RFMセル分析によって離反顧客の把握が可能になる。離反顧客にフォーカス・グループ・インタビューのメンバーになっていただき、ミーティングを実施すると、自社の問題点が見えてくる。離反するには離反する理由があるので、貴重な意見を収集できる。
  フォーマー・バイヤー

【fomer buyer】

ある一定の期間内に(通常1年間)、まったく追加購入をしなかった顧客。追加販売には、一般的にフォーマー・バイヤーは非購買者(購入していない人・サスペクトまたはプロスペクト)に比べてより購入の可能性が高い見込客である。なぜなら、彼らはすでに購入の意志と購買力とを表明しているから。しかしながらフォーマー・バイヤーのリストの価値は時間が経つにつれ減少する。引越しにゆる住所変更、時間経過にともなう興味が起こるからだ。通販リストは、通常2年から3年以上メンテナンスされていないことが多い。メンテナンスされていないとフォーマー・バイヤーの住所変更は10%から15%変わっている。時間が経つにつれ顧客リスト、顧客データベースの価値が減少する。
  フォーム

【forms】

文字を入力する欄を設けてあるブラウザのページのこと。会社の販売データや、オーダー、支払明細などあらゆる情報を受け取れるようにカスタマイズできる。
  フォローアップ

【follow-up】

ダイレクトマーケティングだけとは限らず、すべてのマーケティング・アクションでフォローアップすることが大切。フォローアップとは、マーケティング・プランにおけるひとつのステップで、マーケティング行動(アクション)の結果を評価する目的のために行われる業務をいう。ある広告キャンペーン、あるプロモーション、あるいは新製品紹介を実施した後にその浸透度など追跡することをフォローアップという。ダイレクトマーケティングでは、顧客が特定されており、フォローアップは、マス広告に比べかなり簡単に可能である。
  フォローアップ・レター

【follow-up letter】

ダイレクト・レスポンス・アドバタイジングを実施すると最終消費者から詳細資料の請求など問い合わせのレスポンスが入ってくる。その問い合わせを購入に導くように勧めるサービスレターをフォローアップ・レターという。通常、このプロセスは自動車や保険など、購入決定まで多くの情報と検討を必要とする高価な商品の販売促進のために実施されることが多い。フォローアップ・レターは、個人ベースの問い合わせに対する返答として送られる。フォローアップ・レターはシリーズとして行われるケースが多い。シリーズとは2回のフォローアップレター、3回(ワン・ツー・スリーレター)のフォローアップレターなど。1回目は、通常、詳細を説明する内容。2回目以降は個人の利益を強調する内容になっている。
フツ ブック・クラブ

【book club】

消費者が本を、通常値引き価格で購読するように仕向けるダイレクトメールのブック・マーケティング企画。ネガティブ・オプション・ブック・クラブの場合は、会員が断らない限り一連の手順に従って定期的に本が郵送される。ポジティブ・オプション・ブック・クラブの場合は、本を郵送するには買い手の承認を必要とする。ほとんどのブック・クラブは最小購買の条件が付加されいる(通常明記された期間枠での購買)。ブック・クラブの起源は、本屋が大変少なく、地方では通信販売でしか本の購読が出来なかった時代にさかのぼる。現在のブック・クラブは、料理・ビジネス・科学あるいは他の特殊な関心事の本や雑誌に向けれている。ブック・クラブは出版社にロイヤリティを支払い、各本の紹介用印刷物は自身で作成し、販売しなければならない。出版社はブック・クラブを収入源とみなしておらず、広告宣伝と考えている。
  ブックマーク

【bookmark】

長いURLを暗記しなくてもいいように、ユーザを直接好きなサイトへ繋いでくれるブラウザのハイパーリンクのこと。
  プッシュ・インセンティブ

【push incentives】

通常は金銭の報酬。ある特定の製品の売上を押し上げる為に小売販売員に対して提供される。スピッフ(Spiff)とも呼ばれる。
フト フードストア・プロダクト・ダラー

【food store product dollars】

消費者が、スーパーマーケットの典型的な商品を買うのに割り当てる金額のこと。
フラ プライオリティ・リスト

【priority list】

名寄せ(マージ/パージ)をする際の重複削除の優先順位を管理する表。複数のリスト・ファイルを使用してマージ/パージしていく場合、どのファイルのリストを優先するかのリスト・ファイルの優先順位を書き込んだリストをいう。同一人物と判断される名前が記録されている場合、優先順位の高いリストの方を優先する。優先の低いリストの重複データは削除する。
  プライス

【price】

9Pのひとつ。どのような販売価格でいくべきかの方針である。想定する価格は競合に対して競争力があるかどうか、その価格での販売可能性はどれくらいか、利益優先の価格政策か、売上優先の価格政策か、など検討し、価格を決定すること。
  プライス・アピール

【price appeal】

広告コピーの感情面に訴求するよりも価格という実質的アプローチで製品やサービスのプロモーションを行うこと。
  プライス・センシティブ

【price sensitive】

製品やサービスが、価格の変動によって変化する需要の傾向。価格弾力性。製品に対する必要性、代替品の可能性、価格度合によって需要が変わる。価格の上下により需要も上下する商品やサービスは価格弾力性が高いと表現する。
  プライス・ポイント

【price point】

卸価格(商品原価)は少しずつ違うが、消費者にとってほぼ同じ価格と認められる物に同一の価格を適用すること。例えば原価が\1,950、\2,000、\2,100のTシャツがあったら、それをすべて売価\2,980にする。同一価格は会計や価格設定作業を単純にするばかりでなく、消費者の購買決定を容易にする。プライス・ポイントは消費者の心理に訴えるという高価もある。プライス・ポイントは同じカテゴリー商品の中心プライスを指す表現としても使われる。
  プライス・ライン

【price line】

ある同じカテゴリーの商品で上限価格、中心価格、下限価格など複数の価格を設定する。例えば\3,980のTシャツ、\2,980のTシャツ、\1,980のTシャツというように、その価格ひとつひとつをプライス・ラインという。
  プライバシー・ロー

【privacy laws】

米国プライバシー保護法。1974年のプライバシー条例で設立されたプライバシー・プロテクション・スタディ・コミッション(the Privacy Protection Study Commission)の勧告をもとに合衆国議会によって通過されたプライバシーに関する法律。この法は他のダイレクト・マーケターにリストをレンタルするリストオーナーは、そのリストに載っている人々にリストが貸し出されることを報告し、各個人が拒否意向を組織に示す機会を与えることを命じている。1980年、経済協力機構(OECD)が「プライバシー保護と個人データの国際流通に関する理事会勧告」としてプライバシー保護の8原則を提示している。
(1)収集制限の原則−個人データの収集は本人の同意が必要
(2)データ内容の原則−個人データは利用目的にそった範囲内で正確・完全・最新であること
(3)目的明確化の原則−データの収集前に利用目的を明確にすること
(4)利用制限の原則−収集目的以外の利用を禁止する
(5)安全保護の原則−データの喪失・破壊・漏洩や不当な利用・修正に対する保護措置
(6)公開の原則−個人データにかかわる制作・運営が一般的に公開されていること
(7)個人参加の原則−データ主体に対し、自己のデータへのアクセス、意義申し立てを認めること
(8)データ管理者責任の原則−データ管理者は以上の諸原則に従う責任を有すること
米国DMAも10か条のプライバシー保護のガイドラインを提示している。
  プライベート・マネー

【private money】

優良顧客への報酬として発行され、マーケティング・パートナーや自店内で商品やサービスと交換できる金券あるいは通貨としての役割を果たすもの。例えば、航空会社のマイル数、ホテルの宿泊ポイント、小売業者のフリークエント・ショッパー・ポイントなどがある。
  プライベート・メディア

【private media】

マーケターが使う見込客・既存顧客とのコミュニケーション・チャネル。プライベートに活用される通常のコミュニケーション・チャネルには、ニュースレター、雑誌、カタログなどがある。
  プライベート・メール

【private mail】

米国合衆国郵政公社(USPS)以外の配達業者によって運ばれる郵便。規制が比較的少ないので、ダイレクト・マーケターはプライベート・メールを利用することでより柔軟性を持つことができる。
  プライベート・ラベル

【private label】

卸売業者、小売業者、ディーラー、あるいは小売商人が提供する私的ブランド。製造業者や生産者のブランドと区別される。プライベート・ラベルは通常、大規模小売店、あるいは卸売業者のような仲介者が彼等自身のブランドを展開する時に生じる。製造業者のブランドには高い広告費用がコストの中に組み込まれているため、プライベート・ラベルの商品より価格が高くなる。プライベート・ラベルは安値で利益確保が可能。
  プライマリー・オーディエンス

【primary audience】

ある特別な広告キャンペーンのためにターゲットとされるグループ。例えば、新しく改良されたおむつのプライマリー・オーディエンスは赤ちゃんを持つ親になろう。広告戦略を立てる際にはプライマリー・オーディエンスの特徴と購買習慣を注意深く評価せねばならない。
  プライマリー・マーケット・エリア

【primary market area】

広告商品やサービスの販売と流通の主要地域。例えば、小売業者がXYZ新聞のプライマリー・マーケット・エリアに住んでいる消費者に到達したいと考えれば、XYZ新聞に広告を載せることになる。
  プライム・タイム

【prime time】

放送で、一日の他の時間帯に比べて最も視聴者の多くなる時間帯。
  ブラウザ

【browser】

HTML言語等で記述されたインターネット上のウェブページを閲覧するために必要なソフトウェアのこと。主にインターネット・エクスプローラー、ネットスケープ・ナビゲーター等がある。
  プラグイン

【plug-in】

商業用アプリケーションの機能を拡張するために組み込む部品的ソフトウェアのこと。例えば、多くの企業はインターネット・エクスプローラーへのプラグインを持っている。
  フランカー・ブランド

【flanker brand】

ある製品カテゴリー内で自社ブランドを出している企業が、同じカテゴリー内で出すニュー・ブランドのこと。フランカーは、サイズ、風味、あるいはタイプが既製品とは異なっているが、その製品カテゴリー自体が持っている理論の延長線上にある。
  フランチャイズ

【franchise】

ある企業(フランチャイザー)によって、小売業、食料品、薬局などのビジネス展開を行うために個人あるいは会社(フランチャイジー)に与えられるライセンス。フランチャイジーは、フランチャイザーの名前、製品、サービス、プロモーションを使用し、フランチャイザーの販売方法、配送、陳列方法を採用することに同意する。セブンイレブン、ローソン、マクドナルドなどはフランチャイズである。
  ブランド・アウェアネス

【brand awareness】

あるブランドについての知識を与えること。ブランド・アウェアネスは販売における第1ステップと考えられ、ある広告キャンペーンの主要目的はターゲット・マーケットに特殊ブランドが存在することを知らせることにある。しばしば、この努力のみで商品やサービスが売れる。
  ブランド・シェア

【brand share】

ある特殊ブランドに対して消費者が支払った金額を、同じカテゴリーの中のすべての競合するブランドに対して消費者が支払った金額と比較して百分率で表したもの。マーケット・シェアとも呼ばれる。
  ブランド・ロイヤリティ

【brand loyalty】

商標忠実性または、商標忠誠度の意味で、消費者が購入時の商品選択において他のブランドに利点があったとしても、特定の製品ブランドを一貫して愛好し、継続して購入する傾向をいう。ある製品ブランドの購買結果が満足できるものであった場合には、そのブランドに対してある側面だけを特に強調して捉えるという知覚偏向が増大し、購買時に現存している各種ブランドの中から、以前に購入したものを選ぶようになり、高度のロイヤリティを形成したことになる。普通、ブランド・ロイヤリティを抱かせる要因として、製品の性能、品質はもちろん、メーカーへの信頼性、自分にフィットしていることなどがあげられる。
  プランナー

【planner】

計画的購入者。普通、自動車のような高価な商品を購入する際、十分な計画を立てた後で購入する。
フリ フリーウェア

【freeware】

無料で使用または、アップグレードができるソフトウェアのこと。一般には大学や研究所、個人によって開発されるものが多い。フリーウェア・プログラムは、インターネットあるいはその他のオンライン・サービスでダウンロードできる。
  フリークエンシー

【frequency】

(1)ある一定期間内に提示された広告メッセージの回数。(2)ある特定期間内に、一人当たりあるいは世帯当たりが見たコマーシャルや広告の平均回数。(3)一般に、ある特定の期間内に起こる回数や頻度。定期的な事象、長時間におけるある顧客の購買、コマーシャルや広告が放映されたり、印刷されたり、聴衆に到達されたりする回数頻度を言う場合に使われる。
  プリエンプティブティブ・マーケティング

【preemptive marketing】

先手マーケティング。顧客の電子的行動プロフィールに基づいた予測モデルを利用し、ビジネスの損失へと導きかねないような、未来の消費者の意志決定点を排除する製品やサービスのマーケティングを行う。
  フリークエント・ショッパー

【Frequent shopper】

小売業者や商品に対するロイヤリティから、消費者が付加価値を受ける電子プログラムのこと。フリークエント・ショッパー・プログラムは、通常、先物期日の償還を対象として、ポイント累積や商品購入の記録などを行うものである。(FSP参照)
  フリークエント・パーチェイス(購入)・プログラム

【frequent-purchase program】

フリークエント・マーケティング・プログラムを参照
  フリークエンシー・マーケティング

【freuqency marketing】

継続購入を促進する目的で登場したマーケティング手法。継続購入するように何らかのインセンティブが与えられる。顧客維持、既存顧客購入回数・購入金額上昇を狙いとした売上獲得方法である。継続取引を促進するためのプログラム(番組、議事次第)をフリークエンシー・マーケティング・プログラムという。フリークエンシー・マーケティング始まりは、1981年、アメリカン・エアラインがはじめた「アドバンテージ・プログラム」が最初。1マイル飛ぶごとに1ポイントを与え、あるポイントに達したら無料チケットなどを提供したり、ビジネスクラスへのグレードアップをしたりするプログラムである(フリーケント・フライヤー・プログラム)。このマーケティング手法が人気を呼び、1983年、ホリディインなど米国ホテル業界がこぞって開始(フリークエント・スティ・プルグラム)。1987年頃より、小売業界がフリークエント・ショッパー・プログラムとしてはじめている。
  フリークエント・マーケティング・プログラム

【Frequent marketing program】

顧客に継続購入を促すプログラムの1つで、一般に、累進報酬(プログレッシブ・リワード:*コンティニュイティ参照)を提供する。航空会社のフリークエント・フライヤー・プログラムがまさにこれである。
  プリズム

【PRIZM】

PRIZM参照。
  ブリック・アンド・モルタル

【blicks and mortar】

従来的な現実世界のビジネス。クリック・アンド・モルタルの反意語。
  プリプリント

【preprint】

広告が実際に公に流される前の広告の複製品。プリプリントはしばしばセールスプロモーション用として引き伸ばして小売のディスプレイのボール紙に貼り付けられたり、広告サポートしている証明として製造業者からディーラーや小売業者に送られる。
  プリエンティブ(先手)マーケティング

【Preemptive Marketing】

顧客の電子的行動プロファイルに基づいた予測モデルを利用して、ビジネスの損失へと導きかねないような、未来の消費者の意志決定点を排除する製品やサービスのマーケティングを行う。
  プリコール

【pre-call】

DM発送やイベント、キャンペーン、展示会など、事前にDM発送先に電話告知し、DM開封の促進、あるいはレスポンス効果を上げるために行うコールのこと。DM発送前のコールを特に「DMプリコール」といい、DM発送後の販売促進や集客促進コールを特に「DMアフターコール」という。
フル プルキャスティング

【pullcasting】

ユーザが受け取りたい情報を決めるだけでなく、コンテンツの制作を助ける、コンテンツ配信のインターネットモデル。
  フルスペクトラムCRM

【Full-Spetrum CRM】

オペレーショナル(業務)CRMアナリティカル(分析)CRMコラボレイティブ(相互交流)CRMのすべてを兼ね備えたのがフルスペクトラムCRMである。顧客データベース(データウェアハウス)を準備し、そのデータを分析するデータマートデータマイニングを活用し、CICを構築し、接触ポイントとして電話、E-Mail、Web、直接商談を統合的に連結するフロント・アクセス・ポイントを準備する。そのトータルがCRM概念である。その根幹部分が顧客データベースであることは言うまでもない。
  フルテキスト・レター

【full-text letter】

レターヘッド(レター上部の個人名、社名、住所など)とあるいはサインを除いて、全体が一回のステップだけで印刷されるパーソナライズしたコンピュータ・レター。事前にある箇所が印刷済みのブランク用紙に、さらにパーソナライズすべき部分を印刷していくフルイン・レター(full-in-letter)と区別される。コンピュータ印刷はプレス印刷よりも高価であるため、フルテキスト・レターの方がフルイン・レターよりもコストが高くなる。
  フルフィルメント

【fulfillment】

ダイレクト・マーケティングによるオーダーを受領し、サービスを行い、追跡するために必要なプロセス。購読、ブッククラブコンティニュティカタログ販売、基金調達など、販売される製品やサービスによってフルフィルメントシステムのタイプはさまざまである。フルフィルメントサービスは、販売がワンショットセールか長時間にわたる継続サービスか、一回の販売がひとつの製品か複数製品か、現金支払いかクレジットか、さらに製品自体の性質、配送条件、収集されなければならない統計情報などからそのサービスに違いが生じてくる。フルフィルメントシステムの主な機能は、
(1)注文された商品を配達する事によって注文に迅速かつ正しく対応する。
(2)顧客レコードを維持する。
(3)請求書を送付し、支払を記録する。
(4)顧客の問い合わせや不満に対応し、問題を解決する。
(5)マーケティング・プランや戦略を展開する上で手助けとなるように顧客個人ベースとグループベースの購買と支払情報を構築する。
  プルーフ・オブ・パーチェイス

【proof of purchase】

ある製品が実際に購買されたことを示す証明。特にパッケージの箱のフタや、ラベルがプルーフ・オブ・パーチェスとして使用されている。しばしば製造業者がセールス・プロモーションのスポンサーになり、顧客がプルーフ・オブ・パーチェスと交換に特別なプレミアムを受け取るケースが存在する。
フレ ブレイキッジ

【breakage】

顧客に与える報酬のうち、顧客が償還しないと予測される金額のこと。フリークエント・フライヤー・プログラムや他のフリークエンシー・プログラム(FSP参照)では、そのプログラムのブレイキッジをあらかじめ計算した上で、プロモーションの特典を決定する。
  プレイス

【place】

9Pのひとつ。マーケティング用語としては、どの地方を販売対象にするか、どのような販売ルートにするかといった、販売チャネルの選定である。地域別やターゲット別に、直販か特約店・代理店を通して販売するか、ダイレクト販売か小売店を通して販売するかなど検討する。
  プレイバック

【playback】

リサーチでは、マーケット調査や最近みた広告の詳細に対する回答者の回答のこと。プレイバックは、一般的に、ある製品についての消費者の頻度、あるいは広告に対する消費者のある特別な想起を評価するために、定期的マーケット調査研究として利用される。
  プレステージ・アドバタイジング

【prestige advertising】

会社のイメージ、製品やサービスの名声を上げるために作られる広告。
  ブレークイーブン

【breakeven】

費用と利益が一致する点を損益分岐点。注文の粗利益額がプロモーション費用の合計と等しい地点(ポイント)。経営(ビジネス)のブレークイーブンは、粗利益額がプロモーション費用と他のすべての費用を合計した費用と等しくなったポイント。損益分岐点をブレークイーブン・ポイントという。
  ブレークイーブン分析

【breakeven analysis】

損益分岐分析。総費用と総収益とが等しくなるポイント。損と益とが等しく純益ゼロのポイントを明らかにする財務分析。例えば、郵便コストが10万円、各アイテムの粗利益額\5,000とすれば、損益分岐点は20個の販売で損益分岐点になる。
  プレゼンテーション

【presentation】

聴衆を啓発し、行動の道筋を示し、それに感心を持つような言葉や視覚を使って行うスピーチ。効果的なプレゼンテーションは、通常、プレゼンテーターによって、行動を変化させるように計画され、組織立てられる。
  フレックス・プライス

【flex pricing】

ネットフューチャーで増えるであろう価格決定の方法。フレックスプライスは、顧客の需要、在庫、競合相手の価格などを含めた価格状況のリアルタイムのフィードバックに基づいて決定される。
  プレビアス・メール・サプレッション

【previous mail suppression】

最新のプロモーションでプロモーションを受けていない個々人の名前を顧客リストから選ぶプロセス。リスト使用者がリスト所有者のリストから標本抽出し、郵送後、追加の名前を選出するために同じリストを再び利用する際には特に重要である。
  プレミアム

【premium】

景品・賞品のこと。プレミアムは、割増金、賞金、特別賞与、ボーナス、報酬、謝礼の意味。プレミアム・ビール(高級ビール)、プレミアム・チケット(割り増しキップ)などとも使われる。マーケティングでは2つの意味で使われる。1つは、商品やサービスの試し買いをターゲット市場に推めるためのインセンティブとして、無料あるいは少量(小さなタイプ)で提供される特別商品をプレミアムという(一般にサンプル賞品と表現)。もう一つは、ボーナスあるいは賞品の意味で使われる。マーケターは、通常その商品やサービスを購入しない消費者を引きつけたり、すでにその製品を購入している消費者にもっと頻繁に購入してもらうようにプレミアムを利用する。さらにプレミアムは新製品の導入、特別なセールス・イベントにおける特別なアピール、競合価格への対応、お買い得プロモーション、販売力促進などに利用される。
  プレミアム・バイヤー

【premium buyer】

プレミアムは理解しにくい言葉。賞金・報奨金、割増金、高級・上質などの意味がある。プレミアム・ビールは高級ビール、プレミアムチケットは金券の意味。マーケティングの世界では購入者を刺激して購入促進をするため、報奨金をつけたり、景品(おまけ)をつけたり、期間限定付特別価格で販売したりする方法を指している(9項「プレミアム」参照)。プレミアム付購入者は、次回もプレミアム付販売に反応する可能性が高いことから、区分して顧客リストを抽出するためにこのような分類を行う。
  フレーム

【Frame】

ブラウザ・ウインドウをセクションで区切り、複数のHTMLページを同時に表示する機能。
  フレーム

【Flame】

意図的に送られてきた粗末な、または悪態ついたEメールのメッセージ。ネチケットに反するメッセージ。
  フレンド・オブ・ア・フレンド

【friend of a friend】
ダイレクトマーケティングでしばしば行われる友達紹介プログラム。プロモーションを受け取った人、興味を持った人が、そのプロモーションを友達に紹介するように企画したダイレクトメール。ダイレクトマーケターにとって、紹介プログラムはダイレクトメール費用を節約できるプログラムになる。フレンド・オブ・ア・フレンドは必ずしも購入者である必要がない。同じ意味でメンバー・ゲット・ア・メンバー(Member Get a Member)という言葉があるが、こちらは購入する人(Get)を紹介した人にインセンティブを提供するプロモーション。購入者紹介が原則。フレンド・オブ・ア・フレンドは必ずしも購入者である必要がない。このプログラムの設計に要注意。紹介者、紹介されれた友達すべてにサンプル品など提供するというようなプログラムを設計すると、紹介者の記入が多数になり、記入が郵便番号が抜けていたり、住所が正確でなかったり、後日、トラブルになりかねない場合がある。結果を予想してプログラムを設計する必要がある。
フロ ブローシャー

【brochure】

いわゆる一般のパンフレットとは違い、より高質な紙を利用し、多彩多様な色やデザインを使用した装飾的なパンフレット。これは、しばしば小売業の広告キャンペーンの一部にで利用され、時々日曜版と一緒に配布される。ダイレクトメールに同封されることも多く、ダイレクトメール・パッケージのワークホース(Workhorse:とても役に立つ物の意味)と見なされている。
  プログレッシブ・リワード

【progressive reward】

コンティニュイティ参照。
  プロジェクティド・レスポンス

【projected response】

レスポンスの予測。過去の実績などから予測されるレスポンスの量や割合のこと。テレマーケティングを実施するにあったて費用対効果の推定や実施目標の設定などに使われる。
  プロスペクト

【prospect】

見込客のこと。ある製品やサービスの潜在的な買い手。例えば、ある非購入者のメーリングリストはメールで広告する製品やサービスのプロスペクトである。
  プロスペクト・リスト

【prospect list】

ある製品やサービスを購入するのに適しているとみなされ、顧客になってくれるであろうという期待のもとに維持されるリスト。プロスペクト・リストの大きさと、各顧客の潜在価値がプロモーション戦略にかかわってくる。例えば、1,000万円の製品に対して50の見込客がいる場合、セールスによる訪問計画は理にかなっているといえよう。一方、1,000円の製品に5万件の見込客がいる場合はダイレクトメール・プロモーションが最適なアプローチ手段となる。
  プロセッサ

【processor】

プロセッサは、基本的にパソコンの頭脳である。パソコンが必要とするすべての低レベルの処理をまかなう。
  プロセッシング

【processing】

データをコンパイル(編集)、リファイン(更新)、オーガナイズ(組立)するなどの作業過程のこと。
  プロダクト

【product】

9Pのひとつ。マーケティング用語としては、どのような製品・商品を販売するかの方針を立てることを意味する。個別の製品・商品あるいはサービス、または製品・商品ラインについて方向性を検討し、製品・商品あるいはサービスの企画、開発を進めること。
  プロダクト・ミックス

【product mix】

企業によって提供されている製品あるいは製品ラインのすべて。ある企業は、多様な消費者グループに向けて広範なプロダクト・ミックスを持っている。例えば、ある生活消費財メーカーは、洗剤、歯磨き粉、石鹸、防臭剤、使い捨ておむつ等を含むプロダクト・ミックスを持っている。あるグルメクッキング用の付属品を販売している会社等、特殊なマーケット・セグメントに向けて狭いプロダクト・ミックスを有している。広範なプロダクト・ミックスを提供することは、各消費者に販売される商品の量を増やす機会を持つことになるが、このプロダクト・ミックスを支えるために必要な様々な資源(ディストリビューション、保管、マーケティング、その他)に関わる費用が大きくなる。
  プロダクト・ライン

【product line】

使用方法、製造行程、マーケティング・ニーズが非常に近い関係にある製品のグループ。プロダクト・ラインの深さは、ひとつのプロダクト・ラインの中に提供される異なった製品の数と関連している。例えば、ジェネラルフーズは、そのコーヒーのプロダクト・ラインにおよそ12種類の製品を持っている。これらの各製品は、類似する製造設備を共有しているが、それぞれ特徴のあるものとして売り込まれている。マクドナルドは、いくつかのハンバーガー、フィッシュバーガー、チキンサンドイッチを含む食品プロダクト・ラインを展開している。
  ブロックド・コール

【blocked calls】

話し中信号で受信されたコールのこと。
  プロトコル

【protocol】

電子通信の定義基準。ネットワーク上のデータ送信時にフォーマットや、時間、その他の要因などを統一している規則。
  プロバイダ

【provider】

インターネット接続サービスを提供する企業。インターネットに接続したい時だけ電話回線によるダイヤルアップIP接続を行い、ウェブページの閲覧や、Eメールの交換などを行うユーザに利用される。また、接続サービス以外に、プロバイダ側のウェブサーバのスペース(空き)をレンタルする事で、ウェブサーバを構築しなくても情報発信できるサービス等も提供する。通常、プロバイダを利用する際は、電話料金の他、基本料金、接続料金が別途必要になる。
  プロフィット

【profit】

9Pのひとつ。利益が上がらなくてはいくら市場規模があっても参入できない。利益性の方針を明確化する。販売価格、市場規模、販売促進費用などから、製品別・地域別・ターゲット別など、綿密に利益計画を立案する。
  プロフィール

【profile】

横顔、プロフィール、輪郭、態度、姿勢などの意味。マーケティング上では顧客の性格特性の描写をプロフィールと表現している。
  プロブレム・ソリューション・アドバタイズメント

【problem solution advertisement】

問題解決型広告。消費者のある問題に焦点を当て、その問題に対する解決策を提供する広告やダイレクトメール。例えば、日焼けのプログラム・ソリューション(問題解決)のためにケア商品をメッセージするなど。日焼けの問題を思い起こさせ(問題惹起)、この痛みに対し、速く・安全に和らげる解決策を提供する問題解決型商品プロモーションを実施する。問題解決型広告は消費者が容易に問題を見極めて、その商品を買うことによって、簡単にその問題が解決されるような場合、最も有効的な広告メッセージになる。
  プロモーション

【promotion】

販促テクニックのこと。広告やマーケティング努力を補足する活動、材料、仕掛け、テクニックの総評。最もよく知られたプロモーションはスィープステークス(宝くじ)。ディスプレイ、クーポン、割引、ギフトなどもプロモーション活動である。具体的なテクニックは、期間限定値引き、サンプル品提供、懸賞(スィープステークス)、オンパックインパック、リファンド(ビンなど回収による返金)、ボーナスがある。
   プロモーション・ミックス

【promotion mix】

広告・販売・PR・SP組合せのこと。マーケティング目標を支援する4つのプロモーションタイプを組み合わせていくこと。4つとはアドバタイジング、セールス(対面販売)、PR(ニュース放送、雑誌記事など支払いを伴わない広告)、セールス・プロモーション(製品ディスプレイ、トレードショー、その他のイベント、値引、クーポン、コンテストなど)である。これらを組み合わせて、相乗効果を最大にする目的で計画が練られる。
  フロントエンド

【front-end】

通常、フロントエンドはバックエンド(後方)に対して前線、すなわち営業部門を指す言葉。セールス部隊、販売員、テレマーケター、カスタマー・サービスなど、直接、顧客と向き合っている組織をフロント・エンドといっている。この組織が利用するシステムをフロント・エンド・システムと表現する。コミュニケーション・システム全体を表現する用語。データベース・マーケティング、ダイレクトマーケティングを展開するためには、フロント・エンド、バック・エンド両方のシステムが用意されていなくてはならない。
  フロント・エンド・エレクトロニック・マーケティング

【front-end electronic marketing】

小売業者のPOSシステムに、なんらかの方法でリンクされたエレクトロニック・マーケティング・プログラムのこと。
  フロントエンド・レスポンス

【front-end response】

返品、クレジット、支払状況、継続購買など、まったく考慮しないダイレクト・レスポンス・プロモーションで生み出された最初のレスポンス。
  プロンプト

【prompt】

コンピュータが入力待ちの状態を示すスクリーン上のシンボルのこと(「$」「%」「>」などが多い)。