カナ 用語 解説
カイ ガイデッド・スクリプティング

【guided scripting】

TSRが受注・販売過程で用いるスクリプトの記述形式のひとつ。頻繁に問い合わせのある、キーワードを主体に書かれるもので、会話を細かく記述したスクリプトよりも自然で、柔軟性があり、主に、中級以上のTSRに使用される。
カス カスタマイゼーション

【customization】

顧客個人の要望に適合するよう、特注で商品やサービスを制作すること。もしくは考えられる購買の嗜好に的をしぼった商品やサービスを提供すること。
  カスタマー

【customer】

製品あるいはサービスの購買者。購入した人。既存顧客。まだ商品を購入するかどうかわからない人達は疑似客(サスペクト−Suspect)、購入しそうだがまだ購入していない人達を見込み客(プロスペクト−Prospect)とし区分している。トマーケティング、データベース・マーケティングではこの区分が重要になる。
  カスタマー・アイデンティフィケーション・カード

【customer identification card】

会員カード。会員に提供されるプロモーション・プログラムに参加している消費者を識別し、区別するためのカード。
  カスタマー・サイクリング

【customer cycling】

ダイレクトマーケティングで重要な概念。以前、購入したことのある顧客に計画的あるいは定期的に再購入を促進するマーケティングを実施することが多い。消費者がはじめて購入すると初回購入者になる。初回購入者のうち数パーセントが再購入者(リピーター)になる。リピーターの購入データを分析すると2回目の購入時期が分析できる。男性スーツだと2年後、車だと5年後に最購入する顧客数が多い。再購入者の多い時期に再購入を促進すると最も購入率が高くなる傾向がある。そのため、顧客の購買履歴データから購入サイクル(カスタマー・サイクリング)を調べ、把握することが重要になる。米屋さんがデータベースからカスタマー・サイクルを把握し、事前に顧客に電話し、注文を獲得している事例など日本でもこのようなマーケティングが実施されはじめている。
  カスタマー・サービス・オートメーション

【customer service automation】

問題追跡や解決を実行するツールを理容師、コールセンターやヘルプデスクのような領域をオートメーション化すること。
 

カスタマー・ドリブン

【customer driven】

顧客主義のこと。マーケティングする原点は顧客主義。顧客主義は顧客指向ではなく、顧客主導。企業側が顧客ニーズを想定して、製品開発したり、製品提案していくマーケティングは顧客指向。顧客主導は、顧客が決定したことを企業が受け入れ、マーケティングしていくこと。すべて顧客の決定を優先する考え方。一度購入を体験した顧客を継続購入、生涯購入していただくためには、顧客の声(決定)に耳を傾け、顧客の声にあわせたマーケティング戦略を実施することが重要。この顧客主導の精神が根付いてはじめてライフタイム・バリューの最大獲得が可能になる。一方的な広告やダイレクトメールはこの精神に反するマーケティング。
  カスタマー・プロフィール

【customer profile】

プロフィール(Profile)は、横顔、輪郭、態度、姿勢などの意味。マーケティング上では顧客の性格特性の描写をプロフィール、あるいはプロファイルと表現している。さまざまなデモグラフィック(人口統計学的)、サイコグラフィック(心理学的)、あるいはジオグラフィック(地理的)の特徴を基準にした顧客グループあるいは顧客タイプの説明をカスタマー・プロフィールと表現している。自社の主要な顧客像はデータベースで把握することができる。顧客像は、収入、職業、年令、性別、趣味、居住地域が含まれるのが普通。カスタマー・プロフィールは、もっとも見込みの高い人々の顧客リストを選別したいマーケターに知識を与えてくれる。高いレスポンスを実現するためには、顧客像の把握が重要。
  カスタマー・ボンディング

【customer bonding】

顧客に焦点をあてたマーケティング活動の一要素で、顧客と販売者が結びつきのある(ボンド)関係を築くこと。「ボンド」となる要素は、メーカーの知名度やブランド名、セールスマンとの信頼関係、または顧客間でのコミュニケーションなど多岐にわたる。マーケティング戦略では、顧客との関係づくり、および築いた顧客との関係維持に欠かせない要素である。
  カスタマー・リスト

【customer list】

顧客名簿のこと。企業によってつぎのプロモーションのためにコンピュータやハードコピーの形で維持されている購買者のリスト。一般にリストといわれる購入するかしないか判明できていない個人名を集めた単なるリストと区別して、購入した顧客リストをカスタマー・リストといっている。ダイレクトマーケティングを実施している企業は、通常、購入者リスト、すなわちカスタマー・リストを保有している。
  カスタマー・リレーションシップ・マネジメント

【CRM】

CRM参照。
カタ カタログ

【catalog】

購入可能な商品のリスト。商品説明と価格とが記載されている。通常、注文用紙がカタログに添付されている。簡単に電話注文できるようにフリーダイヤルナンバーが付いている。カタログは第三種郵便で送付されるのが普通。カタログのタイプはさまざま。カタログ販売に向いている業種がある。例えば、園芸用品の販売の50%以上はカタログで販売(米国の数値)。また工業用あるいは事務用用品の販売もひろくカタログが利用されている。例えばコンピュータ部品、文房具品、教育用サービスなど。また、業界によってはセールスマンがカタログを利用するため、その企業で販売しているすべての商品を完全に網羅している。この種のカタログは消費者向けカタログに比べると強い宣伝文やデザインが載せられないためインパクトが弱い。カタログハウス(主にカタログ利用して販売する者)によっては、手の込んだフォトグラフィック技術などを利用して商品を魅力的に見せる場合もある。通信販売は、小売店のない農村地区に百貨店などがカタログをメールして商品を販売したことに由来している。カタログのライフタイム(寿命)は販売商品の季節性によりさまざま。クリスマスカードや種子のカタログは、文房具品や宝石類のカタログにくらべライフタイムは短い。
  カタログ・バイヤー

【catalog buyer】

カタログを通して商品を購入する顧客。カタログ購入者は、マーケターにとって、良い見込み客であると信じられ、カタログ・バイヤーを、マーケターの間で、相互交換する事が多い。
カロ カーロード・レート

【carload rate/C.L. rate】

荷積み車輌1両分の普通貨物運搬レート。通常、ユニットごとの運搬料は、L.C.Lレートよりも割安になる。