【POS明細データって何?】分析とはどういうこと?
レシートに印字されている項目が主なデータ項目です。
あなたがスーパーマーケットで購入しレジカウンターを通過するとき販売員が商品のバーコードをスキャンします。そうすると会社名(会社コード)、店舗名(店舗コード)、部門名(部門コード)、中分類(中分類コード)、小分類名(小分類コード)、商品名(JANコードやインストアコード)、数量、金額、売上年月日、曜日、購入時間、レジ番号、レジ担当者番号などのデータがストアコントローラー(ストコン)に記録され、蓄積されます。
閉店後、一定の時間にこの蓄積されたデータが各店舗から本社の設置されたPOS明細データサーバに送られ全店舗のデータがこのサーバに保存されます。
1日平均来店購入顧客が3000人で、一人当たり平均5点購入していると1店舗1日あたりデータ件数は1万5000件です。月間45万件です。貴社が20店舗だとすると1ヶ月で900万件。1年間で1億800万件のデータになります。
このデータで品揃えを考えたり、プライスゾーン分析をしたり、特売商品を選定するのに分析したりします。
スーパーマーケットでもドラッグストアでもホームセンターでも百貨店でもこのようなデータを分析しています。
尚、ポイントカードご利用の会社さんは何の商品を、誰が、いつ(年月日何時何分何秒)、どこから来店(郵便番号)して購入されているか、より深いマーケット分析が可能になるのです。
【データ分析って何?】
データ分析とは何か正確に理解されていますか?
データ分析とは何か理解してデータ分析を行っていますか?
データ分析は次のステップで行なうことが正しいデータ分析です。
1.何を実現したいのか目的を明確にする
2.そのためには何を知る必要があるか設定すること
3.現状はどう見えるか、またどのようの見えているか考えること
4.なぜそうなっているのか考えること
5.データから何が見えるか、見えてきたか考えること
重要なことは何を実現したいか目的を明確に決めること。例えば惣菜部門の売上を120%と伸ばしたい。どのような品揃えをすれば実現できるか、提案書を作成したいなど。
2は、そのために惣菜部門のベストセラー、ワーストセラー商品を表示してみる。セグメあるいは惣菜部門の「花形商品」「金のなる木送品」「問題児商品」「負け犬商品」と商品区分してそれらの商品を一覧として表示したい。
3は、その情報から現在の品揃えはどう見えるか現場で確認します。
4は、情報と現場、現場担当者のヒヤリングしたことからなぜそうなっているかを考えること。
5は、他の情報を含めて惣菜部門の全体をデータから何が見えたか、見えるか結論を出すことです。