6.新規顧客獲得も忘れない

FSPの最大の戦略変更は、買い回り客や新規顧客勧誘のためのチラシ広告ではなく、上位顧客に限定した販促である。新聞への折り込みの廃止または回数の大幅な減少を提唱する。従来のマス広告費用をロイヤルティ・マーケティング費用に展開すべきだと提案したい。いくつかのスーパーマーケットは既存顧客に限定し、新規顧客獲得は口コミに頼ることで成功している。

しかし、それでも1年間でスーパーマーケットなら15%会員が減少する(新たに入る顧客と合算すれば前年並み)。会員数はなかなか増加しない。そのために、春夏秋冬の年4回、大々的に新規顧客獲得のためのマスチラシを実施する必要がある。その場合、顧客データから上位客が集中する地域を重点にすべきだ。それが気の利いたアプローチだ。

 

 
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