6月の生活歳時&キーワード
・父の日(6月第3日曜)、運動会(一部地域)、ボーナス
・梅雨、梅酒、不快指数、食中毒、カビ対策
旬の商品
・野菜:とうもろこし、ピーマン、みょうが、オクラ、らっきょう
・果物:さくらんぼ、ビワ、梅
・魚介類:あじ、いか、うなぎ
・デリカ:枝豆
・加工食品:そうめん、冷麦、冷やしラーメン、麺つゆ
季節歳時と連動して販促対象になる商品
・「梅酒」「梅干」を漬け込む時期:氷砂糖、ホワイトリカー、粗塩
・食中毒対策:
@梅干 (すっぱさの素であるクエン酸に強力な抗菌、防腐効果あり)
Aしょうが (辛み成分には抗菌・防腐香効果あり)
B酢 (殺菌効果と制菌効果有) 酢飲料
C緑茶 (渋み成分のカテキンに強い殺菌・解毒作用あり)
D大豆 (大豆オリゴ糖が腸内善玉菌を増やし、感染症への抵抗力を高める
Eスパイス類 (防腐・制菌作用あり)
⇒上記商品をPOP付きでテーマ陳列。またこれらを使ったメニュー(きゅうりの酢の物、
春雨サラダ、大豆と野菜の梅和えなど)を惣菜コーナーで販売する。
!ヒント
・入梅時期がいつか、特に下旬の降水量と平均気温によって売れるものが変わってくる。
猛暑の場合:飲料、酒類、唐揚げ類、スナック、麺類、アイスの売上増
冷夏の場合:カレー、シチュー等の煮込み料理や温麺などの需要増
SPE(スタート・ピーク・エンド)情報
・とうもろこし
5月末から立ち上がり6月第2週にピークを迎える。04年6月1人当たり点数は3.5個。
冷夏の03年6月に比べ3割増し。
・ピーマン
立ち上がりは4月初旬からだが、6月上旬にピークを迎える。04年6月1人当たり点数
は4.5個。冷夏の03年6月に比べ7割増し。
・オクラ
最需要期は7月であるが、6月もコンスタントに売れ続けている。
・らっきょう
5月末から立ち上がり6月一杯で需要期が終了する。
・さくらんぼ
立ち上がりは5月初旬であるが、5月下旬よりも価格が値下がりして手頃になり、
6月に最需要期を迎える。需要期は6月で終了。
・生梅/小梅
5月最終週から立ち上がり、6月1〜2週でピークを迎える。需要期が短い。
・びわ
4月末より立ち上がるが6月に入って一気に売上が増える。需要期は6月で終了。
・あじ
相場にもよるが、6月上旬に需要期を迎える。
・いか
5月上旬頃から立ち上がり、6月上旬に1つのピークを迎える。
・うなぎ
右肩上がりの上昇トレンドは5月のゴールデンウィーク明けから。「土用丑の日」
の仕掛けを何時からするかにより6月の売上に影響を及ぼす。
・冷やし生ラーメン
ピークは8月だが、立ち上がりは5月中旬から。気温に左右される商品なので、
その日の天候、温度を見て露出度を調整する必要あり。
・枝豆(惣菜部門)
5月末から立ち上がり6月最終週にピークを迎える。気温との相関が高い商品。
・麺つゆ
6月上旬と7月上旬にピークを迎える。気温との相関が高い商品。
・酢
価格による売上変動が大きいが、年間を通じてのピークは6、7月である。
食中毒対策や体調を整えるという健康をキーワードにこの時期販促可能な商品。
・バーモント飲料
1昨年実績では5月中旬から売上が増加し、6月上旬に第1ピークを迎える。
食酢より手軽に摂取できる点がメリット。
・そうめん、冷麦
5月下旬から立ち上がり、6月中旬に第1のピーク、7月上旬に第2のピークを迎える。
麺つゆ同様、気温との相関が高い商品。
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