食品ビジネスの基本 第4項
 
商品の選定

売場に並べる商品の選定です。選んで定めることです。いい加減に選定してはなりません。顧客を無視したバイヤーの独りよがりの選定は大問題です。販売員は売れない商品を押しつけられ悩んでいませんか?バイヤーに威圧に負けてお客様が望んでいない商品を並べておりませんか?つぎのような商品決定行為は厳禁です。

  • 自分だけの好みで品揃え
  • 単に儲かりそうだからと品揃え
  • 売れるであろうとデータを分析せず思いつきで品揃え
  • おもしろそうだと品揃え
  • 以前からおいているからと固定概念で品揃え
常にPOSデータを分析し、お客様が支持している商品を品揃えすることが基本です。お客様の好みが変化することもあります。小さな変化でも見逃さず、品揃えに生かしていくことがとても重要です。 常につぎのことを意識していなくてはなりません。
  • いま売れている商品アイテムは何か
  • いまから売れる商品アイテムは何か
  • いま売れていない商品アイテムは何か
  • これから売れなくなる商品アイテムは何か
そして、つぎのようなあなた自身の意思をもってください。
  • 何を売るのか
  • どこのものを取り扱うべきか
  • どれだけの数量をおくべきか
  • 何を主力(重点)商品アイテムにするのか
  • 誰に買っていただきたいのか
つまり、売れる品、売りたい品、見せたい品を明確に意識し、お客様の声を反映させ、常に目新しい売場づくりが大切です。
   
 
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