<ゼネラルセッション> One
Customer at Time 未来の新マーケティング・パラダイム1:1マーケティング 1:1マーケティングで有名になったドン・ペパーズがゲスト講演 ドン・ペパーズはマーケティング1.1(コネティカット州)の創設者および社長。 リレーションシップ・マーケティングやマーケティングテクノロジーに関する経営コンサルティングを行なう。(『One
to One Future:Building Relationships One Customer at a Time』・1993年)ダイヤモンド社邦訳 ※(ドン・ペパーズ「one
to one」ブームが起こる最初の本、展示会場で無料配布) 7つのポイントを述べた。 ・ 顧客と企業との継続的な接触―ラーニングリレーションシップ ・
顧客のニーズをすべて完全に満たすことに目標を置く ・ 商品を購入してくれる顧客を探すのではなく、顧客のために商品を探し出すことに焦点をあてる ・
マーケットシェアからカスタマーシェアへ(財布シェア) ・ 経済スケール(額)ではなく経済機会に注目 ・ 製品の差ではなく顧客の差に注目 ・
製品マネジャー性(企業内部志向)から顧客マネジャー性(企業外部志向)へ パネルディスカッション デイトンハドソン 顧客開発マネジャー この年の15ヶ月前からデータベース・マーケティングを始めたが皆がそれぞれ違うピクチャーを持っていて理解の統一に大変だった。マスマーケティングをずっとやってきた小売業は根本的に考え方を買えなくてはならない。これが大変。いつもカスタマー・フォーカスの心を忘れないでアドバイスしたい。 チェースマンハッタン データベース・マーケティング・ディレクター われわれは世帯とのリレーションシップを非常に重要と考えている。組織内にセグメント・マネジャーを設立し、このマネジャーはいくつかの世帯を持っていて、それらの世帯に対してどういう勧誘をすればよいかを判断している。カスタマーベースのマーケティングが大切である。大切なことはあなたのカスタマーがあなたにどのようにレスポンスしているかということである。将来的な勧誘プログラムを作ることに非常に役に立つ。 TOYOTA ダイレクト・レスポンス・マネジャー トヨタは3Cを大切にしている。コミットメント、キャッシュの見返り、コミュニケーションの3つ。データベース・マーケティングはトップの参加とリーダーシップ、人材、コンピュータ、データへの投資、短期ではなく長期での利益拡大、そして社内外両方のコミュニケーションが大切である。 トヨタの弱点は販売時点でのフェース・トゥ・フェースのコンタクトは非常に優れているがテレマーケティングを利用したフォローアップはまったくだめ。いろいろなマーケティング要素を統合することでこの弱点を改善できる。