問題解決には「問題発見」から「問題形成」、「問題交換」、そして「問題解決」へとプロセス(過程)があります。
●「問題発見」とはつぎのようなことがあります。
- 問題点の洗い出し
- 兆候の発見
- 役割・使命からの反省
- 「なにかあるぞ」という感覚
●「問題形成」は「問題の明確化」「課題設定」「解決案案出」「目標設定評価」「もっていき方の計画」などに分かれます。
●「問題の明確化」とはつぎのようなものです。
- 問題の図柄と見取り図を描きだすこと
- 問題点・関連要因の洗い出し
- 企業方針、現状のニーズ、将来の動向を想定すること
●「課題設定」とはつぎのようなものです。
- 問題を絞り、課題として設定する
- 課題を評価する(理解する)
- 優先順位を決める
●「解決案案出」とはつぎのようなものです。
- 問題解決の方向を探る
- 解決方法の条件を検討する
- 解決策の効果を検討する
- 他の問題への影響度を検討する
●「目標設定評価」とはつぎのようなものです。
- 到達可能なことの予想
- 到達目標の設定(なにをいつまでに達成できるかの設定)
- 願望の却下
●「もっていき方の計画」とはつぎのようなものです。
- 働きかけるルートの検討
- 実行主体の組織化
- 同志づくり
- 抵抗・障害の強度を予測
- 抵抗・障害克服の知恵の検討
- コミュニケーション方法と場の設定
- ユサブリの必要性の検討
- 興味喚起(モチベーション)の打ち出し方検討
- バックアップ体制の検討
- タイミングの検討
- 空気、雰囲気づくり
●「問題交換」とはつぎのようなものです。
- 問題意識の交換(コミュニケーションする)
- 問題意識の同調化(相互理解・相互納得・相互受容)
- 問題認識の交換(コミュニケーションする)
- 問題認識の同調化(相互理解・相互納得・相互受容)
- 優先順位の交換(コミュニケーションする)
- 優先順位の同調化(相互理解・相互納得・相互受容)
●「問題解決」とはつぎのようなものです。
- 与えられた目標までもっていく過程
- 目標達成のために他人(関連部署)を動かす過程
- 目標達成のために必要が生じたら組織風土を変えていく過程
- リーダーシップの発揮
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