私たちは食品を販売しているのではありません。ここを間違えるとお店の繁栄を得ることができません。私たちは、食品に関するつぎの4つを販売しているのです。
- 食品の「質」を販売している
- 適正な価格「廉価」を提供している
- 「味」を販売している
- 「鮮度」を販売している
「質」とは、品質です。価格が安いから品質が若干落ちてもよいとするのは大きな間違いです。リンゴでいえば、割ったとき、「プシュ」という音がし、汁がふきだすような品質でなくてはなりません。ロスになるからと腐らないパン(防腐剤入り)を取り扱うのも問題です。
「廉価」とは、単なる安物ではなく、経済的な価格のことです。品質の良いものを安価に提供するバイヤー意識が重要です。地球環境に優しく、体の健康に害のないものを顧客に変わって代理購買(仕入れ)するのがプロの仕事です。
「味」とは、味の良いもの、つまりおいしい食品です。安いから少しくらいまずくても良いという考え方では、お客様は来店しなくなります。
「鮮度」とは、新しさです。新鮮でなくてはなりません。お魚なら目がまだ青々していて輝いている、お肉なら汁がドリップしていない、それが新鮮さです。
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