「求めるべきときに求めない。
人生は生涯、求めることにある。
夢を追いかける。目標を決めて目標に向かって追い求める。
自分の成功をこころに描いてそれを求める。」
成功哲学の著者アンドリューの言葉です。
紀元前の中国、孟子もつぎのように語ったといわれています。
「自ら求めれば手に入るけれど自ら求めなければ手に入らない。」
自分自身の生き方でもよい、ビジネスでもよい。望むものを手に入れたい場合、ビジネスを拡大したい場合、つぎの七つを実行できるようになりましょう。
1. 情報を求める たまねぎの皮を一枚一枚はがすように
2. いつも取引を求める 子どもが最高のお手本
3. 推薦状を求める 誠実で知られた人の推薦状をいただく
4. 社会で知られた人の紹介を求める
5. 追加取引を求める 「フライドポテトはいかがですか?」マクドナルドのように
6. 再交渉を求める あきらめない
7. 意見を求める 一貫して求める 自信をもって求める 誠実に求める
機が熟してるのに、契約を求めずお客様が契約を言い出すのを待っている。いざ鎌倉というとき、尻込みしてしまう。よくある営業マンの姿勢です。これじゃ売れるものが売れません。勇気を出して注文を求めます。
注文を求めて断られたら最後と思う、あるいは元も子もないという不安感が先に立ち、優柔不断のまま、セールスを続けています。断られたらまた出直しすればよい。とにかく注文を求めます。「明日にしよう」と先送りしていては他社に販売をとられてしまいかねません。
求める。求めよう。大切な言葉です。子供が純真な心で求めるように求めましょう。
あきらめないことも営業マンにはとても大切はスピリット(精神)です。毎日が厳しい競争です。負けそうでも何度も訪れます。大切なことは最後まで絶対にあきらめないことです。つぎの野球少年のような心が大切です。
地元の少年野球チーム。
男の子に尋ねた。
「いま、何対何だ」
少年はニコッとして答えた。
「0対10だよ」
「ふーん。でも、あまりがっかりしている様子じゃないね」
「がっかりだって?」「まだ、こっちは一度も攻撃していないんだよ」
この純真無垢な明るさ。10点先に取られようと、こっちはこれからそれ以上とればいいんだとする心を大人になると忘れてしまいます。とにかく最後まで求めましょう。
(本当にあった話『こころのチキンスープ』からダイヤモンド社)。

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