米国DMA&企業視察17年のヒストリー その@

1990年7月19日〜27日 第3回NCDM(シカゴ)

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年前、この年からほぼ毎年米国へ出張しデータベース・マーケティングに関する情報収集が始まった。
ナショナルセンター・データベース・マーケティング(NCDM)年次大会
現在、DMAの傘下。毎年2回シカゴ、オークランドで開催されるデータベース・マーケティング専門コース。
1990年、この年初めて単独参加(シカゴ)。全部英語のためシカゴ大学MBAの学生を通訳として雇い、分厚いレジュメを受け取り、参加するホテルでのミーティングが忘れられない思い出。レジュメの表紙が"New Profit"(新たな利益)。
"新たな利益"とは、データベース・マーケティングを活用し、顧客との関係を構築し、顧客離反を防止し、一人のお客様から長期に利益を獲得することによる利益概念を表現。
* データベース・マーケティングは"長期安定利益確保"が目的
* 新たに触れた人生最初の「データベース・マーケティング」の焦点
・ 顧客を識別すること
・ ビジネスを引き立てている顧客について学ぶこと 
・ 個人別にメッセージを発信すること
・ より深いロイヤルティを作り出すこと
※(荒川コメント)16年後の現在もこのコンセプトは真新しい。顧客価値、顧客は資産(固定資産・人材・資本だけが資産ではない。顧客は外部にある貴重な資産)であるという認識はないし、浸透していない。企業内部ばかりの20世紀マネジメントスタイルから抜け切れていない。一過性の売上利益ではなく、顧客との関係を構築し、ロイヤルティを高め、継続して購入してもらうマーケティング戦略の"New Profit"。




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