
会社概要
株式会社ジェリコ・コンサルティングおよび株式会社ジェリコの企業情報、主な取引先、アクセスマップ
TRIAL 九州トライアル 花巻店視察
センサーを張り巡らしカートで商品ピックアップ。そのままチェックアウトできるDXを徹底したスーパーセンター。4年ぶりに宮澤記念館がある花巻別宅に行った。温泉に向かい走っていたらTRIALを発見。初めて店内に入ってみた。税込み価格値札に感動した。消費者に親切。同業他社多くが税抜き価格表示、税別という値札。これは消費者に不親切。
食品フロアは売場の半分が食品、残り半分がカジュアル衣料、様々な種類のシューズ、ドラッグ、家庭日用品、ゴールデンウィークなのでバーベキューセットも陳列されていた。ホームセンターみたいだった。
価格は圧倒的に安い。買いをそそるPOP文言に感心した。冷凍食品「弁当食材」「おやつ食材」「野菜食材」「夕食洋食」など用途別陳列にも感心した。
価格が安いのはレジカート、プリペイド、セルフレジなどでチェックアウトレジ担当者は一人もおらず不慣れな顧客に対応するサービス係が一人いるだけだった。
ネットで調べてみたら東北16店舗。青森3店、岩手5店、宮城1店、福島7店。近畿圏大阪府だけで9店あった。全国288店舗。すごいスピートで出店している。スーパーセンターで大きな売場が必要なので町中には出店できないと感じた。しかし近くに開店したら脅威になる。
スーパーアルプス八王子南口店
スーパーアルプス八王子南口店はJR八王子駅から直結のサザンスカイタワー八王子の2階にある。のどかな八王子の中でもけっこう目立つビル。1階にはサンドイッチショップのサブウェイが入っている。客層は、現役を引退した年金暮らしのご夫妻が主のように見える。おそらく家賃が安いため、若年層の若者たちもちらほら小綺麗な格好をして歩いている。スーパーアルプス八王子南口店は、このサザンスカイタワーの2階部分を半分以上使い店内は広々としている。
入ってすぐブルーベリー黒酢とか、フルーツ酢などたくさんの見たことのない酢が並んでいる。客層は健康を意識している人々が多いのだろう。
5月末なので旬が来たのか、野菜・果物のなかで一番目立つのはアメリカン・チェリー。先週来ていたら、もしかしたら無かった商品かも知れない。
お店の雰囲気がよくわかる写真。通路は少し広めで、高い棚は中央にしかなく、見通しが良い。こちらの写真は野菜・果物売り場で撮影。客はそんなに多くないが、みんなおっとりされている。年金である程度生活が保障されているのだろう。あと八王子は、横断歩道で赤や黄色なのに渡る人が何しろいない。(世田谷はみんな忙しい。)
スーパーアルプスさん、どの店舗もそうなのだが惣菜が多い。その中でも助六弁当が半分近く置いてある。お好きな方が多いのだろう。
寿司類。鮮度はそこそこ(普通)。値段もまあだいたい。(高くこそないが安くもない)
なぜかわからないが、梅干しのコーナーで半分以上が、種を取り除いた梅干しだった。食べ易そうだ。珍しい商品。いか飯のパック。
牛乳の種類がもの凄く多かった。加工乳・低脂肪乳を除いても8種類ほどあった。値段はほどほど。一番安いのが188円(税別)。八幡平岩手山麓牛乳など。並べ方に特徴とかは特になかった。あと、豆乳が高かった。一般的なスーパーでは150円ほどで置いてあるがこちらでは200円超え。あまり買う人がいないのかも知れない。
アルプスポイントカードは発行手数料100円。ポイントを50ポイント付けてくれる。
ひとまず加入したスーパーアルプスポイントカードをもらった。
千葉市川セレクション行徳店
土曜日14:00入店
全体的にとても『感じが良い』店舗でした。感じが良いために日々、たくさんの工夫と改善がし続けられているのだろうなと思われた。
どのレーンの商品も、活性化(よく動いている)らしく、エプロンに耳当てまでした店員さんたちがどこも商品補充中だった。
スーパー自体はあまり広くない中規模のスーパー。値段は安い売り出し中の商品がちらほらあり、あとは普通か普通より値段高めな商品が良い具合に(嫌な感じではなく)混じらされていた。
たまたま沖縄フェアがあちこちのレーンで催されており、びっくりするほど高いのにあまり不思議がらずお客さまが購入されていた。屋内市場(いちば)という感じ。
沖縄名産ピーチパイン485円(税別)、沖縄県産スナックパイン485円(税別)。最近のパイナップルは一般的な八百屋さんなどでは中くらいの大きさで300円を切っていたりするので市場価格よりは沖縄の小さなパインは2倍くらいに高いが爽やかな感じで良く売れていた。
流通経済研究所は毎年この時期開催する「2023年流通・マーケティング戦略~経済転換期における流通の対応力」2/8(水)~2/10(金)講演会が行われる。1日4人講師が話す内容タイトルは現状の延長のようで現状否定、現状打破、創造的破壊は感じられない。 参加費は1日3万5000円(税込3万8500円)、3日間で8万円(税込み8万8000円)。
ジェリコ・コンサルティングが2月16日(木)東京国際フォーラム午後開催。2月22日(水)地下鉄御堂筋線本町下車直ぐの南御堂会館Fホール開催に「小売業今後どうなる!そしてどうする!」セミナー参加費の10倍に相当する。
こちらの内容は、米国伝統的なセーフウエイ(廃業)、クローガー(スーパーマーケット部門第3位、生き延びている)、アルバートソン(2023年クローガーが買収予定)を追いかけて成長している独特な経営手法のスーパーマーケット3社の新たな成長戦略。Whole Foods Market(ホールフーズマーケット)、Trader Joe’s(トレーダー・ジョーズ)、Stew Leonard’s(スチュー・レオナルド)の新たなスーパーマーケット業態創造を200枚の画像を写しながら経営戦略方法を紹介する。
ホールフーズマーケットは顧客、従業員、取引先、株主の健康貢献がモットー。このようなスーパーマーケットは日本にはまだない。マンハッタン12店舗など全米42州、カナダなど511店舗展開。アマゾンが2016年1兆7000億円で買収したが創業者ジョン・マッキーは現在も社長。トレーダー・ジョーズは品揃えSKU4000に限定したスーパーマーケット。全米スーパーマーケット平均品揃えSKU3万7000の11%でしかない。
東海岸のウェグマンに次ぐ全米2番目の人気スーパーマーケットだ。
スチュー・レオナルドは通算6回訪問している。社長が土曜、日曜顧客に商品を紹介し試食してもらっている姿は近所づきあいのよう。親しく話し合いながら買い物を楽しくさせている。スーパーマーケット顧客サービスナンバーワン。
顧客サービスの筆頭。神のような顧客サービスを実施しているのはノードストローム百貨店。日本の百貨店、三越伊勢丹も西武百貨店も高島屋も真似はできない。何しろすべての意思決定権は第一線の販売員にあるのだ。販売員は自分の倫理観に基づいて意思決定してくださいと社長は全面的に販売員を信頼している。ノードストロームにはマニュアルはない。 このような百貨店は日本のどこを探してもない。
神奈川県川崎市本社の株式会社ロピア。元祖は茅ヶ崎の食肉専門店だった。
現在神奈川東京を中心に関西にも進出し2022年まで75店舗年商約2500億円。
関西には京都・大阪・奈良・兵庫に15店舗展開。
どんなスーパーなのか、奈良のミ・ナーラ店、大阪ベイタワー店を視察した。想像を絶するスーパーマーケット。驚いた。スーパーマーケットではなくモダンな未来商店街のように感じた。正方形の商店街。ロピアはスーパーマーケットではないと述べている。
グーグルで検索したらフィロソフィー(経営理念)が、「同じ商品ならより安く 同じ価格なら良い品を 楽しく感動できる 愛に満ち愛されるお店」だった。
どこかで見たような経営理念。米国人気のトレーダー・ジョーズだ。
「同じ価格なら半額に 同じ品質なら2倍の品質で」がトレーダー・ジョーズの理念だ。
店内上部に電車がガタガタ走り回っていた。これってニュージャージー州かの有名なスチュー・レオナルドを思い出した。米国視察で7回訪問している。スタッフに半日講演してもらった。創業者は日本の市場を視察して「これだ!」感じてオープンしたのが1号店だった。通路壁上部に人形がたくさん並んでいた。ある時間になると音楽がなり踊りだす。子どもたちは大喜びし踊りだす。陳列はパッケージされず商品そのものを山積みしている。
ロピアはこのスチュー・レオナルドに雰囲気が似ている。
日本一のスーパーマーケットと高い評価を受けているヨークベニマルが福島県から宮城県仙台市内に初出店する。2021年廃止した宴会場「勝山館」の跡地を不動産企業が土地・建物を取得していた。その敷地5400平米に2階建ての商業施設を建設。ヨークベニマルがキーテナントとして入居する予定。
ヨークベニマルは東北・北関東5県に235店舗。2020年度売上高は4468億円、売上ランキング6位のスーパーマーケット。創業は戦後間もない1947年。福島市内でわずか20平米の小さな乾物店「紅丸商店」。おくさんは家族を養うため特離れた山間部まで行商。
「野超え山超えの精神で一人のお客様に誠実を尽くせ」という創業の精神がここから生まれたという。
量販店ブームで悩んだ末、イトーヨーカ堂と業務提携。バブル崩壊で量販店時代が終わった。三代目社長がスーパーマーケット事業に原点回帰。その後調理済み商品や半調味料食品を提供するミールソリューションという商品化コンセプトを導入。惣菜の工場生産がヨークベニマルの自慢の戦略である。
ヨークベニマルの惣菜販売は圧巻。
「だんらんデリ」、おつまみ用「居酒屋デリ」、もう1品欲しいときの「今日のお料理デリ」、夜食用の「ナイトデリ」と用途別売場が人気、100品目以上陳列している。
なにやら東北が騒がしい。
九州のディスカウンターであるトライアルカンパニーが青森、岩手、宮城に参入している。2022年現在9箇所。弘前藩、南部藩、伊達藩に宣戦布告したようなもの。
青森地場スーパー㈱佐藤長(弘前市)社長が退任し、その社長がトライアルカンパニーにテナントとして出店している。
すき家を全国展開している大手飲食業界のゼンショーホールディングス(東京)がスーパーマーケット業界に参入。年商3200億円を目指す。
M&Aしたスーパーはマルヤ、ヤマグチスーパー、マルエイ、尾張屋水産、アタックなど。
ゼンショーホールディングスは埼玉、千葉など関東圏の中小スーパーのM&Aを実施。
現在95店舗を380店規模を目標にしている。サミットやマルエツなど有力スーパーから経験者をハンディングしている。
埼玉の㈱スーパーバリュー(上尾)はディスカウンターのロピアと提携。ロピアの力を借りて店舗の改善を図る。ロピアのPB導入、毛筆POPなど販売手法を取り入れる。
日本の物価、4.0%上昇。昨年12月、41年ぶり高水準に
スーパーマーケットとうなる? どうする?
41年前とは1981年。昭和56年。レコード大賞は「ルビーの指環」。米国ではレーガンが大統領に選ばれた。この5年後バブル経済が始まった。
総務省が公表した2022年12月の消費者物価昇率は生鮮食品を除く総合で前年同月比4.0%と41年ぶりに4%台となった。資源高や円安でエネルギー価格が上がり、食品など身近な商品に値上げは広がった。食料の伸び率は7.4%と、47年4ヶ月ぶりの水準の達した。
今年の2月食品の値上げ品目4000品目。昨年10月6000品目に次ぐ規模。3~4月さらに2000品目値上げが予定されている。物価上昇は消費者心理を冷やす。スーパーマーケット冬の時代到来か?
東京商工リサーチの調査によると食品主要メーカー121社が予定する値上品目は10036品目。分類別では加工食品が2906品目、冷凍食品2289品目、調味料1755品目となっている。
あなたの新型コロナの診療費用は、占めて61万円でした。
郵送で届いた医療費明細に目を丸くした。デルタ型に感染し9日間入院したが、退院時の支払い窓口は素通りした。自己負担はゼロと説明されたからだ。いくらかかったのか、気にとめないままだった。
改めて額を知らされるとその大きさに驚く。パンデミックが世界を覆い始めてから3年。手探りの中で日本が選択したのは、治療やワクチン接種の費用を個人に原則負担させないやり方だった。たしかに未知の病への恐怖に経済的負担が重なれば、社会が不安定化しかねない。他方で国のお金も無尽蔵にあるわけではない。
新型コロナの感染症法上の分類を季節性インフルエンザなみの「5類」にするよう、岸田首相が指示した。医療費も段階的に自己負担が生じるとみられる。重症化率を始め最新の知見に照らせば、コロナを「普通の病気」と捉えるには理にかなう。低所得世帯などには配慮しつつ、負担の適正化を図ることは重要だろう。
顧みれば危機対応下とはいえ、甘い制度設計が招いた歪んだ支出膨張も目立った。持続化給付金では大量の不正受給が起きた。病床確保の補助金を受けながら患者を断り黒字化した病院もある。
自戒を込め、公金の使い方には気を抜かず目を凝らさねばなるまい。倍増の防衛費も異次元の少子化対策も、同じことである。
2023.1.21 日本経済新聞 コラム春秋より
(たまきのコメント)
倫理も道徳も哲学も奉仕精神もジワジワ下がる日本社会。昔は医者、先生、お坊さん、政治家は聖職の人として尊敬された。いまはそれが全く感じられない残念な日本になった。
おしゃべりな腸 ジュリア・エンダースの著書読書おすすめ
ジュリア・エンダースは「腸の声」を聴きなさい、腸が分かれば自分がわかる。あなたの腸は実はなんでも知っている。繊細で責任感が強く、有能な器官、それが腸。アレルギーも体重も気分も、腸と深く関わっています。
ジュリア・エンダースは帝王切開で生まれ、母乳は飲まず育ちました。
そしてさまざまな病気に襲われ、病院通い。やっと自分の病気は腸に問題があると考えるようになりました(はじめにから)。
1990年生まれ、フランクフルト微生物学で勉強し医師になりました。
『おしゃべりな腸』はおもしろくユニークな本です。読書おすすめです。
腸の問題を抱える人が結構多いようです。
産業の盛んな国々に住む人ほど、深刻な腸のトラブルを抱えています。
何が私たちの腸に障害をもたらすのでしょうか。
人は環境と個人的な生活習慣によって、腸へのダメージを受けています。
第一の原因は、健康に暮らす必要条件すべてが満たされている自然生活から勝手に逸脱してきたことです。
自然な生活、自然の法則に則った生活からの逸脱、不自然で人工的な生活にのめり込んでしまっていることが原因です。
近代的、合理的、技術的であればあるほど、病気になる頻度と深刻さが増していくのです。特に、最近の食物事情は現代人の体の不調に大きく影響しています。
人々が体調を崩しやすいのは突き詰めてゆけば、私たちのカラダを維持するための大切な食物の栽培、収穫、加工、出荷、販売の方法に問題があるからです。
食材が劣悪なために、カラダ(細胞)はきちんと栄養を得ることができないのです。
動物性食品、果糖、脂肪の摂り過ぎが腸の汚れを招いているのです。
ストレスも自家中毒症状を起こす原因になります。
コリン・キャンベル栄養学博士の有名な著書『チャイナ・スターディー』のはじめに
本書が提示する「真実」
「身を守るための強力な武器とは」「健康神話の原点」「なぜ正しい情報は発信されないのか?」「栄養と健康」についての研究、研究組織に50年近く在籍していたことから探求。
食べ物、健康、病気に関してこれまで聞かされてきた考え方は間違っている」ことが明白になった。
「新たな発見」が教える素晴らしい人生。「真実」は有害情報の山の中に隠されている。身を守るための最も強力は武器とはなにか? それは「良い習慣」をすることである。(正しく食べること)
「健康神話」の原点
コリン・キャンベルは「食物が健康上のトラブル」と密接に関係していることなど思いもしなかった。父の牧場で働いた後、さらに牛乳のタンパク質の効率化のために研究すべく、ジョージュア大学獣医学に入学した。その後コーネル大学の招聘により、動物栄養学について研究。
なぜ正しい情報が発信されていないのか、最も重要なことは何か」伝えられていないことに気づいた。
なぜ正しい情報が発信されないのか
皮肉を込めて言えば、「政府と業界」「科学と医学」の境界が不鮮明なのだ。「利益を生み出すこと」と「健康増進」の境界もはっきりしなくなっている。情報発信を操作しているというこの問題は、ハリウッドで作られる映画の中の話のように、不正行為のような形で現れない。問題はもっと捉えにくく、複雑で、もっと危険を生み出す性格を持っている。
本書は「いかに食べ物が私たちの人生に影響を与えているか」ということについての物語である。
そして今、私は、「健康になれるかなれないかを決定する大きな要素は食べ物である」ということを知っている。
「人々が体にとって良い栄養だと持っているのは何か」
もう一度考えてみよう。
本書には750余りの参考文献が用いられている。「私たちの人生に大きな影響を与えているのは食物である」「食べ物について知らない人は、人の病気について理解することはできない」「健康になれるかなれないかを決定している大きな要素は、食べ物である」。
私たちの体は、病気になるのは当然なのか? そうではない。私たちの体は病気になるようには作られていない。病気になるサインがある。
病気になるサインとは、中年世代における「前兆」糖尿病、肥満の信じられないほど早い増加は、今後十年のうちに起こるであろう「医療の破局」を予測させる。
重症の狭心症で運動のできない人でさえ、食習慣を変えるだけで新しい人生を見出すことができる。
私たちは「真実」を知る必要がある
「研究によって明らかにされてきたこと」を、いまこそ知る必要がある。「最大限の健康」を手にするため、シンプルで、実行可能で、副作用など一切伴わず、どんな薬よりも効果がある「処方箋」を私は知っている。「より良い健康を手にする処方箋」「すべての研究は人々の健康のため」。
「プラントベースの食事によりもたらされる効果は、医療行為で用いられている薬や手術よりも遥かに多様性があり、優れている」。「正しく食べること」は、病気を予防するばかりか、肉体的にも精神的にも健康と幸福をもたらしてくれる。
「正しく食べる」という最もシンプルな健康法。愛する人々が苦しんでいるのを黙ってみているわけにはいかない。
本書は、私の個人的な経歴から始まり、「栄養と健康に関する新たな発見」で終わる。
コリン・キャンベル博士
優秀な医者が医師をやめて無料で世界中「正しい健康とはなにか?」講演
その人はマイケル・クレガーさん。
マイケルの祖母が医者から見放されただ死を待つために車椅子で家に帰されてきた。祖母は末期の心臓病で何度もバイパス手術をしたが、医師たちにはそれ以上打つ手がなかった。
自宅で最期を迎えるために退院させられて間もなく祖母はテレビのドキュメンタリー番組「六〇ミニッツ」で生活習慣病治療の先駆者ニイサン・プリティキン(末期の心臓病を回復させたことで有名になった人物)の特集を見た。祖母は藁にもすがる思いで大陸横断の旅を決行しニイサンが開設した治療センターの最初の患者の一人になった。
治療は入院制。患者は菜食主義、やがて段階的な運動療法を開始。祖母が自分の足で歩けるようになって退院してきた。祖母は65歳で死を宣言されていた。しかし、健康的な食事と生活習慣を実践するようになったことで、それから31年、6人の孫に恵まれて楽しい人生を送ることができた。
マイケルは重大な問題に気づいた。
科学以外の力が医療に大きな影響を及ぼしているという深刻な事実に気づいたのだ。
マイケルは栄養学の重要性を知った。しかし、米国数ある医学部のうち、「栄養学」を独立した科目として教えている大学は4分の1程度に過ぎない。(日本にはそのような大学はないようだ)
マイケルは大学で医師になるべく勉強し医師になったが診療所でどれだけたくさんの患者を診察し患者の家族全員の生活を一変させたとしても、それでは焼け石に水に過ぎないことに気付いた。
そして医者をやめて野菜やフルーツでスムージーを作る動画を投稿したり、病気予防と治療には野菜など植物性食品中心の食事をすれば健康になれると無料講演会の旅を続けている。非常識な選択だ。数多くのドキュメンタリーにも登場している。
マイケル・グレガー医師は、栄養学という「命を救う科学」によって、一人でも多くの方々が助かってほしい、という願いから本を書いている。本当に誠実な医者だったと思う。
午前中フルーツのみで朝食。朝食はフルーツのみ。フルモニ(フルーツモーニング)です。朝昼晩バランスよく三食食べることが建康の秘訣は非常識。朝ごはん食べないとエネルギーがないは間違い、非常識。エネルギーは昨日の昼食、夕食が睡眠中に代謝して生産されるもの。朝食べて直ぐエネルギーはありえません。まだ胃の中です。
朝フルーツだけ。午前中お腹が空いたらミカンやりんごを食べてもよろしい。3週間経過すると痩せてきます。3キロ、5キロは程度は人によりますが体重が減少します。美味しいフルーツを食べているだけでなんの薬剤も不用。ダイエットできます。
自然治療士、医学博士は「ジュース・ダイエット」と述べています。
自家製の野菜や果物ベースのジュースを1日2リットル程度。4~5回に分けて飲みます。時間をかけてゆっくり飲みます。ジュースはジューサーで搾ります。ジューサーは低速圧縮タイプがおすすめです。
搾りたてが一番ですが忙しくて毎回作る時間がない人や、外で仕事をしている人などは、多少酸化する恐れはありますが蓋のしっかり閉まるガラス製の容器(プラスチック容器はNG)に入れて冷蔵庫で保管。あるいはステンレス製の保温容器に入れて職場へ持参するなどの方法がいいでしょう。
「フルモニ1か月なりますがやせません。原因は何でしょうか?」と質問がありました。
フルモニをどの程度実践しているか明確なことがわからないので一般論として述べます。
原因の一つは「糖度の高い果物ばかりを選び水分の豊富な果物が不足している」こと。次は「前の晩の食事時間が遅い」こと。3つ目は「夜ふかししている」こと。4つ目は「夜食をとる習慣がある」こと。5つ目は「食と夕食で体が必要以上の脂肪や炭水化物をとっている」こと。魚類、乳製品などの動物性食品や砂糖、白米、白い小麦粉製品など白く精製された炭水化物食品などを過剰に摂取していないかセルフチェックしてみてください。
フルーツは水分の多い果物バナナや柿よりもミカンやリンゴ、ナシがおすすめです。
インドの元首相でインドの独立を勝ち取った非暴力主義者。尊敬する偉大な指導者だ。
その偉大なマハトマ・ガンジーは次の様に述べている。
「予防接種は私達の時代の野蛮な監修であり、破壊的、かつ妄想的な行為だ」と。
この3年間、新型コロナウイルスに感染しないように、感染したとしても重症化しないように医者も厚生労働省も多くの方が「ワクチン打て!」とワクチン打たない連中は国賊みたいに考えている。
ですが米国の凄い医師たちのグループは「ワクチンは接種するな」と語っている。将来どのような影響をもたらすかは誰にもわからないという。
ワクチンを接種するのは常識ではなく、実は非常識。接種しないことが非常識ではなく非常識という果実なのである。私は一回も接種していない。マハトマ・ガンジーを信用して。
山崎パンの真っ白いふわふわの食パン。食べてるね! それって栄養素ゼロだぜ。
カロリーはあるけどビタミンもミネラルもファイトケミカルの何もない。栄養素がすべ
て剥ぎ取られた食品だ。炊きあがって湯気が上がっている白米ご飯。これも真っ白いパ
ンと同様、栄養素ゼロの食品。カロリーだけ。パスタも同じだ。白い食品は常識。白く
なければ非常識。
栄養素を持っているご飯、パン、パスタは全粒粉で製造した食品だ。全粒粉とは精米し
ていない麦や米など。米なら玄米を食べること。最近玄米パンや全粒粉パンが並ぶよう
になったから健康のために玄米ごはん、玄米パン、全粒粉パンを買うこと。パスタもス
ーパによっては全粒粉パスタを陳列するようになってきている。賢い行動だ。
白い米でご飯を炊くならきのこ類や雑穀を混ぜて炊くと良い。パンは黒パンなど色の付い
たパンを買って食べること。この非常識が実は常識になっていくだろう。
5月11日倉敷に出張した。
県内屈折のスーパーマーケット。明治33年の創業。近所の農家さんなどから頼まれ商品を調達するよろずや「浜中屋」が原点。
現在30店舗規模のスーパーマーケット。創業時百貨店と言われたのでそのまま残し
仁科百貨店という社名になっているとのことだった。
まったく面識も訪問もなく社長さんに資料を送り続けていた。2月26日の講演が最後と案内したら電話がかかってきた。幹部社員に講演していただきたいと。
午後1時半から4時までの予定で「健康とはなにか」「食と病気」の話をした。健康になる方程式。健康とは分母が摂取カロリー、分子はマクロ栄養素とマイクロ栄養素とミネラルがもつファイトケミカルやミネラル。
毎日接種するカロリー、例えば1800カロリー。分子はビタミンやファイトケミカル、ミネラルがもつ栄養素の摂取カロリー(重量ではない)。分母のカロリーで分子のカロリーを除算した大きさが健康の度合い。
ファイトケミカル、ビタミン、ミネラルをたくさん持つ野菜、フルーツを食べないと不健康であるという方程式だ。この方程式は難病患者を1万人も救った米国で有名なファーマン医学博士が唱えている方程式である。
幹部社員と全店の参加できる店長さん70名ほど参加した。質問が多く終了したのが午後の5時。1時間延長だった。講演後社長さんに聞いたら20年前から健康食品に取り組んでいたとのこと。いままで思ったこととまったく違った健康の話だったと言っていた。
スマホでムダに時間を使っている悲しい現実!
生きるのに大切な時間が疎かに。
時間の使い方を考える場合「緊急度」という軸と「重要度」という軸(XY軸)で考えてみると良い。時間マネジメントマトリックスだ。
第一領域は重要性あり緊急である活動。
締切のある仕事、クレームの処理、事故への対応など。
第二領域は重要であるが緊急ではない活動。
将来を見据えた準備や計画、健康管理、人間関係づくり、勉強や自己啓発、読書など。
第三領域は重要でないが緊急である活動。
会議に参加、日記の書き込み、報告書の作成など
第四領域は重要ではないし緊急でもない活動。
単なる暇つぶし。だらだらとテレビを見たり、スマホをいじったりの時間。
現代はデジタルとか情報社会とか騒々しい。
SNSの時代。2000年人類が創出した情報量は62億ギガバイト。
2011年それが1兆8000億ギガバイト、2020年には44兆ギガバイトだ。10年で44億倍になる。
いま「ぼんやりする時間」を持っている人は少ない。
心を静かに保つ時間、瞑想する時間青信号を待つ時間、エレベータを待つ時間。どんなときでもスマホを使っている。
ぼんやりする時間がなく心は落ち着かず、心は乱れる。考える時間はゼロに近い。恐ろしい時代になった。
無知の知 ソクラテス 全く興味ないかね!
2月16日東京国際フォーラムでセミナーを実施する。1月から関東のスーパーマーケット社長35人ほど2月7日を最後に人によっては5回案内した。
宮城県のスーパーマーケット社長は早々と3名申し込んできた。それ以降反応ゼロ。
封を開けないからか、封を開けてもゴミ箱直行なのかわからない。
見知らぬ会社、しかも大阪の会社だ。20年前の管理職ならジェリコ・コンサルティングは知っていた。FSP、POS、データ分析の先生で、多くの書籍をダイヤモンド社などから出していた。
富士通や日立、東芝テックのセミナーで講師をやっていた先生だ。だが現役の人は知らない。関西ではイズミヤも阪急オアシスも関スパも無視だ。誰もジェリコ・コンサルティングは知らない。しかし、最低4回送った資料は自分でも言うのは変だが、これから厳しい環境で成長できる政策2つを提案する内容だ。
見ないから無反応なのか、みても「内容は役に立たない」「今それどころではない」「時間の無駄だ」など思うのか、聞いてみたいものだ。東京は22名の参加、大阪は15名の参加。どちらもターゲットのスーパーマーケットは2社のみ。
哲学者ソクラテスの「無知の知」言葉知っているだろうか? 非常に重要な言葉だ。
神様がギリシャ第一の知者はソクラテスだと言ってたよと友人から聞いて、自分で確かめようと知者と言う人を次々訪ねた。ところが知者はソクラテスの質問にあれこれ言うが正しいとは思わない。
彼らは「知らない」ということを知っていない。自分が何様かがわかっていない。
ソクラテスは「自分は知らないということを知っている」と思った。自分は知らないことがあると知っている。
だから学ぶ、研究する、考える、人に尋ねる。ソクラテスは無知であることを知っていることを「無知の知」といった。
普通、知らないことを知っているように思っている人が大勢だ。
「俺は知っている」「何もセミナーなんて聞く必要はない」「俺が講師をしてやる」。
そのような考えなので新聞も見ないし、業界紙も読まない、ましてや本は読まない。経済理論はもちろん、経営論や組織論、競争戦略、業界書マーチャンダイジングだって読むことはない。「無知の無知」の人間があまりにも多い。
政治に実効性を求める声は切実だ。
多くの国民が必死に働き、育て、ときには病んでいる。岸田首相の「育休中にリスキリング(学び直し)」発言に批判が出ても内実を伴わない印象だからだろう。うわべのキャッチフレーズで取り繕いつつ効果の薄い施策を続ける。そんな余力がこの国にはないことは、みな気付いている。(日経春秋の一部)
本気、苦労、貧乏経験、生きる辛さ、倒産寸前の会社経験、従業員へ退職勧告を告げる辛さ、親からの仕送りが途絶えた学生時代の金がなく食事が3日も摂れない日々。そのような経験がない政治家。年収5000万円以上の安定した生活の連中。
国会の討論会。野党から質問を事前に受取、官僚が朝方まで残業して回答作成。その回答を受け取って首相や大臣が答える。三流の歌舞伎。筋書きは決まっている。筋書きをただ読んでいるだけ。これは討論でも議論でもない。見ていて面白くも感心することもない。あれは議論じゃない。
皆さんの会社役員会。同じような会議になっていませんか? 反対はできない。筋書き通り前もって調整される。激論はない。全員賛成で時間通り会議が終了する。
2019年創立38周年記念講演会を開催した。その記念講演会に鳥取から参加した作家が後日送ってくれた*「いつでも人がついてくる人の素質」*につぎのように書いていた。
精神性、人間性、継続力、習慣力、探究力、説得力、人脈力、絶対的な行動力、確固たる自分軸、文才があり聡明、キレのいいコトバ、キブアンドシェア、そして愛
年齢を遥かに超えた洞察力、信念・情熱・生きるパワー、ひとつのものに狂い続ける、だから突き抜ける。
創業10年後の残存率6%といわれるなか、創業35周年の経営コンサル会社の祝賀会に参加。社長の講演に身を乗り出して聴く参加者たち。社長を「経営の神」と称する遠方からの来訪者もいた。人が離れないリーダーは悉く人を大事にする。賢者は沈着冷静、柔らかく穏やかで腰が低い。この社長あってのこの会社なんだな、と実感。
「80歳が世界を変える」間違いなく。
これが たまきだった。
大学を出て仕事社会に。最初は日本NCRという外資系の会社。営業を13年続けた。
年間のノルマが決まっていてノルマを達成すると表彰される。達成しないと悪人呼ばわり。激しく上司から叱られ、会社からは1円たりともボーナスは出ない。給与はコミッション制度。売らなければほぼ収入がない。厳しい世界だった。
外資系に入ったことで米国に小売業視察に行くことが多くなった。たくさんの強大なショッピングモールを視察した。
数年立って毎年年1回行われるマーケティング大会に参加するようになった。3日間100以上のセミナーが行われる。どの教室も半数が女性マーケターだった。半数の女性がマーケティングを学習している。
たまきは1000回以上の講演会を行っている。参加する人は99パーセントが男性だ。これがとても不思議でならない。
米国おおくの会社を訪問したがマーケティング部が必ずあり半数が女性。CMOというチーフ・マーケティング・オフィサーがいる。組織図に、必ず、マーケティングという組織がある。
ところが日本のメーカーは消費者調査を目的としたマーケティング担当組織があるが小さな組織だ。流通業になるとマーケティング部は皆無である。
マーケティングとは顧客との「共感」を想像する組織。
顧客志向とか顧客第一主義と言うけれど心はまったくそうなっていない。つまり日本にはマーケティングはまったく存在しないのである。
昨年末から1月2日までの4日間ファスティング(断食)した。
体の毒素を追い払うためだ。2年ぶりのファスティングで4回目だ。
12月30日は朝昼晩水だけ。何も口に入れない。つらい、苦しい、ひたすらガマン。
2日目朝昼晩、塩抜き梅干し1個と水だけ。やはりつらい。
1月元旦。昨日と同じ。2日も同じ。
この間、排便なし。昼も夜も横になってエネルギーを使わず、胃や腸などにエネルギー
を集中させる。マクロファージなど免疫細胞が繁殖し、内臓の毒素をやっつける。
好転反応あり。ファスティング終わるとかなり元気になる。この方法でコロナに感染し
ても病院にいかずに回復できる。
米国では有名な断食道場が4箇所。日本でも全国に8箇所以上あるようだ。