『選択の科学』 シーナ・アイエンガー 文藝春秋
 

コロンビア大学ビジネススクール、盲目の人気女性教授。
20年以上、選択に関する広範な実験研究を述べている著書。
インドで生まれたシーア教徒。そこにはあまり選択の自由はない。
結婚は親が決める。アメリカに移住して選択の自由に非常に興味を抱く。
何を「選ぶ」かで人生が変る。
6章「豊富な選択は必ずしも利益にならない」の中で、
サンノゼに店を持つドレーガーズのジャム売場で実験調査した結果を
43ページにわたって紹介している。
24種類ジャムに立止まった人60%、購入した人3%。
6種類ジャムに立止まった人40%、購入した人30%
「人間が認知できる数字は最大7が望ましい」、7±2がルールと述べている。
※心理学者ジョージ・ミラーが「マジカルナンバー7±2」は、
人が一度に記憶できる変数は7個前後であると述べている。