古くて新しいポジショニング

ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネスの『マーケティングビッグ・ピクチャ』クリスティL.ノードハイム(ファーストプレス)は、見事にマーケティングを整理している良書だ。その中に「STP」という単語がある。セグメント、ターゲット、ポジショニングの頭文字をとった単語だ。
この中で最も注目すべき用語はポジショニング。およそ30年ほど前、アル・ライズとジャック・トラウトは『ポジショニング』を出版している。ポジショニングとは消費者の頭の中に自社や商品を覚えこますこと。消費者の頭の中に攻め入りポジションを確立すること。消費者マインドの陣取り合戦である。陣取りできなければ売上をあげることが出来ない。嘘っぽい広告では無理だ。
なぜ今ポジショニングなのか?
現代は、毎日、3000〜5000メッセージを論理上受け取る。実際はあふれすぎているため、記憶にとどめることはない。情報の爆撃が日常で誰も意識してくれない。攻め込む方法はOversimplified mind 、メッセージを極力単純化する。
既にリーダー(一番)はポジションを築いている。フォロワーはリーダーに攻め込むにはリーダーの弱点を探し、そこを突くこと。小さい会社でも隙間(ニッチ)を見つけてそのニッチで一番になれば成長できる。ニッチのポジショニングは、低価格ニッチ、高価格ニッチ、サイズニッチ、性ニッチ、年齢ニッチ、時間ニッチ 流通ニッチを見つけること。
ポジショニングで重要なことはインサイドアウト(自分の頭)で考えると落とし穴にはまる。アウトサイドイン(顧客のマインド)で考える。ポジショニングで失敗した多くの事例をアル・ライズは取り上げて説明している。


 

  お問い合わせはinfojc@jericho-group.co.jpまで