
上図は、粗利益増のプログラムです。このプログラムで注目すべきことは、値入率の下限を決める、商品ミックスを行う、ロスを減らすの三項目です。
POSデータで、他店舗間の比較をしてみると、必要以上に売価を下げて販売している事例にぶつかります。売価が低いだけ、高いところより売上数が高いのですが、粗利益額でみると下回っている場合があります。この原因は値入率の下限を決めていないためといえるでしょう。
商品ミックスをやることによる粗利益高への貢献度は、かなりあります。よく売れる商品のそばに、値入率の高い商品を配置するとか、生鮮食品であれば同じアイテムの高価格パックを品揃えすることによって売上と粗利をアップさせることが可能です。この追跡もPOSデータで可能です。ロスを減らすには、スローセラーの商品の値入率下げて販売してしまうこと、生鮮食品ならPOSデータから製造パック数を把握し、作り過ぎの無駄をださないようにすることが肝要です。
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