実践マーチャンダイジング

 

ウェザーマーチャンダイジング
天気を味方に!(拙著『繁盛店づくりのPOS情報活用学』ダイヤモンド社105頁参照)

雨や気温の変化で売上が変化。雨が降ったらコンビニは入口付近に傘を陳列、販売促進。
つまり、天気を味方にしている。
強い雨(4mm以上)が降ると豆腐、刺身が売れなくなる。洗剤も売れない。
急に気温が下がるとスーパーでは鍋物、おでん。ドラッグストアでは貼るカイロが売れる(動く)。

《砂糖と天気》

5月から10月の6ヶ月間、天気別の1000人当り売上個数を分析してみた。
・ 晴の日 3.1個
・ 曇の日 3.5個
・ 雨の日 3.5個
砂糖は曇の日、雨の日が晴の日売れている。なぜ?
推測。雨が降ると暖かいものを求める。
つまり、コーヒーや紅茶。砂糖はその関連商品。




《洗剤と天気》

洗剤は晴の日が売れる。天気予報「今日は洗濯日和」など天気予報士がアナウンス。
・ 晴の日 0.8個
・ 曇の日 0.7個
・ 雨の日 0.5個
晴の日は1.6倍洗剤が売れている。逆に雨に日は晴の日の60%しか売れていない。

2009年4月14日強い雨が一日中降り続いた。炭酸飲料の販売個数がガタンと落ちた。
ドラッグストアでは雨の日にシャンプーが良く売れていた(通常の1.4倍)。

《炭酸飲料と天気》


・ 12日 日曜日 344個
・ 13日 月曜日 331個
・ 14日 火曜日 173個
・ 15日 水曜日 280個
14日は雨の日、前日の約50%ダウン。