カラーマーチャンダイジングガイド 
 
色彩に関するべからず集

 
 

色彩がもたらす心理的な効果を応用して売場作りをするにあたって注意すべきポイントを整理しておきましょう。

●色数をむやみに増やさないこと

色数が豊富であることは顧客ニーズへの対応策ですが、あまり多くなりすぎると統一感がなくなり、売り場の不快感の原因となります。また在庫の増加原因にもなりますので、コンセプトのあるカラーコントロールをすることです。

●売れない色を放置しないこと

売れない色を陳列しておく余裕はありません。ブルー、ベージュ、白、赤など良く売れる色をきっちり揃え、それにポイントカラーを混ぜ合わせるだけで十分です。

●商品の色を殺すPOPをむやみに貼り付けないこと

メーカーポスターやPOPなどの色が商品の色を殺すことがよくあります。商品の色と調和したPOPの色を使用することが大事です。いろいろな色をべたべた使い過ぎないよう注意してください。

●ヨコ陳列をしないこと

同じ色をヨコに陳列することは、カラー訴求や商品の整理の面からも間違いです。タテじまもようを作るよう陳列することが重要です。

●関連のない色を隣り合わせないこと

暖色と寒色、色相の反対色、トーンの全く異なるものなど、隣り合わせることは間違いです。暖色と暖色、寒色と寒色というように関連する色で陳列し、しかも色相環の順に隣り合わせることがポイントです。

 
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