・ 1993年
調査と実験スタート約2000万円の予算。
米国調査と11月3店舗実験開始。
米国は参考にならないと結論。カードのブランド構築が重要。
・ 1994年
9月会員募集開始から10ヵ月後10万件ダイレクトメール実施。
30ポンド購入のお客様に3ポンド値引きするという単純な特典。
70%の会員が購入。売上アップ率は4%だった。
11月11店舗に拡大。
11月22日役員会に「会員買上レポート」「レスポンスレポート」など報告。
「30年かかって知った以上のことをたった3ヶ月で知った」
この会議で600店、全店導入が決定。
・ 1995年
2月13日、テスコの歴史的な日。全店実施。
カード、募集パンフレット、TVコマーシャル、テレマーケターわずか2ヶ月で準備。
開始2週間で700万人会員申込を受けた。開始コスト約2000億円。
この費用のカバーは売上1・6%アップで可能なので目標を2%アップと設定。
初年度結果は7%だった。
5月14日、500万通のダイレクトメール。
ダイレクトメールコンセプトは「年4回のクリスマスプレゼント」
1ポンド購入に1ポイント。1ポイント1ペニーの還元(1%還元)。
これを3ヶ月ごとにバウチャー(商品券)として封書で発送。クーポンも同封。
28億円の商品券を発送した。バウチャー利用率40%だった。
・ 1996年
旅行業者と提携。クラブカードプラスを発行。
ネット通販に進出。海外出店を積極化。
・ 1997年
ベビー関連商品購買はBootsにシェアを取られており、
その顧客シェアを奪回するため研究を重ね、妊娠から2歳児まで
8段階にわけたクラブ雑誌を提供する「ベビークラブ」を発足し、成功。
・ 2000年
米国ピーポッドを参考に、ネットでのホームデリバリー事業を開始
・ 2003年
2291店舗(英国1982店舗、アイルランド77店、ハンガリー53店、
ポーランド66店、チェコ共和国17店、スロバキア17店、タイ52店、
韓国21店、台湾3店、マレーシア3店)
売上高4兆5000億円、営業利益3000億円
・ データ活用
ダンハンビー社(dumhumby)設立。25人のスタッフでデータ活用研究。
RFV分析、デシル分析、データマート(多次元分析)。
8つのライフステージ、80の購買パターン(バケツ)から
27のライフスタイルパターンを設定。12万通りのクーポンパターンを作成した。
1ヶ月の明細データはなんと16億件。
2000年NCRテラデータウエアハウスを導入している。
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