真実#74 加齢にも種類がある

年をとることについて1つの評価基準しかないように行動しているマーケッターが多いが、加齢を測定、定義するための方法はいくつもある。
暦年齢 − 単純に誕生日の数だけ年をとるということ。熟年消費者層の年齢は最も基本的デモグラフィックであるが、それ自体が消費者像を説明する要素は少ない。
肉体年齢 − 肉体的な変化はそれぞれ異なる年齢、異なる比率で表われ個々人への影響も全く異なる。肉体的な変化は、遺伝子構造やライフスタイル、個人的な健康習慣によって異なる。75才でシニアオリンピックに出場する人は35才のカウチポテト族より肉体年齢は若いかもしれない。
認知的加齢 − 肉体とは別に、脳や認知能力も年齢の影響を受ける。脳の加齢によって短期記憶が減退し、最近の記憶が長期記憶に置き換わらなくなってくる。認知機能も若い世代よりスピードが遅くなるため、情報提供の方法はこの変化に対応したものにする必要がある。
自分で認識する年齢 − 他人がどう思おうと、自分自身がどう感じているか。マーケッターはこれを正確に測ることに苦労している。(詳細は真実#26を参照)

50-62才 
62−75才
75才〜
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*セグメントボックスについて
50才以上市場の中のセグメントにどの程度当てはまるかを示すセグメント・ボックスを付けている。
セグメントは退職前(50-62才)、退職者(62-75才)、高齢者(75才以上)の3つ。
2つ星はそのセグメントにとって非常に重要、1つ星は重要、星なしはそのセグメントには当てはまらないことを示している。


77 TRUTHS About Marketing To the 50+ Consumer