真実#69 平均寿命

熟年層についての誤解のひとつに、20世紀に入ってから平均寿命が飛躍的に延びたというものがある。
表面上は真実である。1900年に生まれた子どもの平均余命は49年だったのに対し、現在では女性は78年、男性は73年生きられる。
しかし、平均寿命を延ばした最も大きな要因は乳幼児の死亡率が激減したことである。確かに現在では以前より男性は16年、女性は19年、長く生きられることになるが、新聞記者が書き立てるほど劇的な変化とはいえない。
ここではこれから数十年間は高齢者の余命がさらに劇的に伸びるだろうという警告を発しておく。ベビーブーマーが高齢になるにつれ、史上最も教育水準が高く健康的な高齢者層を形成する。高学歴の人々はよりよい健康習慣を身につけており、従って長生きするというわけである。

50-62才 
62−75才
75才〜
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*セグメントボックスについて
50才以上市場の中のセグメントにどの程度当てはまるかを示すセグメント・ボックスを付けている。
セグメントは退職前(50-62才)、退職者(62-75才)、高齢者(75才以上)の3つ。
2つ星はそのセグメントにとって非常に重要、1つ星は重要、星なしはそのセグメントには当てはまらないことを示している。


77 TRUTHS About Marketing To the 50+ Consumer