真実#58 尊敬の気持ちを忘れずに

若いマーケッターが熟年層をターゲットにする時に犯しやすいミスのひとつに尊敬の念に欠ける表現を使ってしまう点がある。退職後のシニアに対しては特に、ファーストネームで呼びかけるのではなく、必ず"ミスター"や"ミセス"をつけるべきである。また、熟年層の顧客があなたの商品やサービスについて何も知らないかのような表現は禁物である。
"頭の切れる"若いセールス担当者が熟年顧客の経験やそれまでの地位を無視してアプローチしてくることほど熟年層の気持ちを離れさせてしまうことはない。ましてや年を重ねた人に対して不適切な、あるいは見下してさえいるかのような宣伝広告は厳禁である。顧客対応に係わるすべての人および熟年層対象のコミュニケーションを担当する人はすべて"対熟年層トレーニング"を受ける必要がある。
逆に、熟年顧客の知恵をマーケティングに活用することを考えるとよい。


50-62才 
62−75才
75才〜
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*セグメントボックスについて
50才以上市場の中のセグメントにどの程度当てはまるかを示すセグメント・ボックスを付けている。
セグメントは退職前(50-62才)、退職者(62-75才)、高齢者(75才以上)の3つ。
2つ星はそのセグメントにとって非常に重要、1つ星は重要、星なしはそのセグメントには当てはまらないことを示している。


77 TRUTHS About Marketing To the 50+ Consumer