真実＃55　誰を信じるのか

まずいえることは、熟年層はおそらくあなたを信頼していない。
しかし、年齢が高くなればなるほど、あなたを信頼したいという思いは強くなってくる。熟年市場の最年少であるベビーブーマーが信頼するのは全国規模の企業よりも地元の団体であるが、いずれにしろ懐疑主義が蔓延している。より高齢な層になると、注意深く受容するという態度が顕著になる。
とはいえ、信頼の対象は一昔前とは様変わりしており、医者も政府も以前のようには絶対的な信頼を寄せられていない。退職者たちは企業の福利厚生にももはや関心はない。
現在の熟年市場における最重要課題は、信頼を築き、維持することである。ひとつの方法はブランドの確立。これは正真正銘の顧客サービスおよび担当者ひとりひとりの顧客ニーズへ思い入れによってなされる。

*セグメントボックスについて
50才以上市場の中のセグメントにどの程度当てはまるかを示すセグメント・ボックスを付けている。
セグメントは退職前（50-62才）、退職者（62-75才）、高齢者（75才以上）の3つ。
2つ星はそのセグメントにとって非常に重要、1つ星は重要、星なしはそのセグメントには当てはまらないことを示している。

77 TRUTHS About Marketing To the 50+ Consumer