真実#49 熟年層の自己認識を活用する

マーケティング用語のなかでは認識というのは最重要単語である。そして年齢に対する認識が最も強力なのが高齢者である。
高齢者は年をとっていること、年寄りに見えることに非常に敏感であると同時に、自分の経てきた時間や経験にプライドを持ち、それを守ろうとする。理想的なマーケッターは高齢者の経験や知識に一目置き、かつ自分たちはまだまだ若いと思えるようなマーケティングをしなければならない。
健康についても同じことが言える。自己認識は現実を反映しない。65才以上の3分の2が何らかの病気や疾患にかかっているのに、カンサスのブルークロスの調査では91%の人が自分の健康状態は平均かそれ以上によいと答えている。
つまり、何度も言うようだが、熟年層は周りが何といおうと自分は若々しく健康であると考えているのである。従って健康的で若々しいというアプローチでいけば、彼らは応えてくれる。

50-62才 
62−75才
75才〜
★ ★

*セグメントボックスについて
50才以上市場の中のセグメントにどの程度当てはまるかを示すセグメント・ボックスを付けている。
セグメントは退職前(50-62才)、退職者(62-75才)、高齢者(75才以上)の3つ。
2つ星はそのセグメントにとって非常に重要、1つ星は重要、星なしはそのセグメントには当てはまらないことを示している。


77 TRUTHS About Marketing To the 50+ Consumer