真実#27 「参加させてくれれば味方になる」

企業や協会が熟年市場と関わりを持とうとするものの上手くいかないのは、コミュニケーションが一方通行だからである。自らの長所や、彼らのために何をしているのかを"伝える"だけでは関係は生まれない。熟年層は参加させてもらいたいのだ。彼らは選択権を持って決定を下したいのだ。彼らは意見を聞いてほしいと願っているし、それをあなたたちに認めてもらいたいのだ。
ワシントンのある大手の高齢者の権利擁護団体が寄付や参加率が下がっていることに疑問を持ち、調査を行ったところ、顧客層はその団体の誰一人として彼らの話に耳を傾けてくれないと感じていたことに原因があることが判明した。そこで、フィードバックの仕組みを努力して作り出し、会員に新しい機関を設けてどのように感じたか、または彼らの意見の結果がどうであったかを伝えるようにした。
もちろん、すべての製品、サービスや取引に、顧客を参加させることが適切なわけではないが、お客様に選んでもらう小さな一歩となる可能性が高くなる。

50-62才 
62−75才
75才〜
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*セグメントボックスについて
50才以上市場の中のセグメントにどの程度当てはまるかを示すセグメント・ボックスを付けている。
セグメントは退職前(50-62才)、退職者(62-75才)、高齢者(75才以上)の3つ。
2つ星はそのセグメントにとって非常に重要、1つ星は重要、星なしはそのセグメントには当てはまらないことを示している。


77 TRUTHS About Marketing To the 50+ Consumer