真実＃26　肯定的だが現実的なイメージ

今日の高齢者層に最も効果的な広告およびＤＭは、現実にはありえないような微笑んでいる"みせかけの"老夫婦のイメージではなく、"本物の"人物を使ったものだった（皺があったとしても！）。
熟年市場のマーケティング担当者は、「高齢の消費者は自らを実際の年齢よりも10〜15才は若く見なしている」という。だから、画像を使った多くの高齢者向けキャンペーンが失敗しているのは画像が現実的でないことによるものだ。
ほとんどの熟年消費者は、自らの健康、富、魅力に関して、現実はどうあれ、楽観的である。毎日、鏡を見て自分に不足しているものに慣れてしまうようだ。だから、広告や製品やサービスについても彼らが望むのは、皺こそあれ、彼らが10年前に実際やっていたことをしている本物の人物を好む。もう若くはないかもしれないが、若くありたい、行動したいと望んでいる。そしてあなたのマーケティングや広告にもこの概念を強調してほしいと思っているのだ。
ここにその他のいくつかのヒントがある。
・高齢者に焦点を当てるとき、忘れずに独身女性を入れるようにすること。なぜなら高齢者市場のほとんどは女　性であり未亡人だからだ。
･あなたのモデルをターゲット年齢よりも少し若くすることは良いことだがやりすぎないように。
・カップルは年齢が同じくらいであること（高齢の男性に若い女性はいけない！）

*セグメントボックスについて
50才以上市場の中のセグメントにどの程度当てはまるかを示すセグメント・ボックスを付けている。
セグメントは退職前（50-62才）、退職者（62-75才）、高齢者（75才以上）の3つ。
2つ星はそのセグメントにとって非常に重要、1つ星は重要、星なしはそのセグメントには当てはまらないことを示している。

77 TRUTHS About Marketing To the 50+ Consumer