真実#23 高齢者の思考回路を知る

年をとるにつれ、"認知スタイル"(すなわち思考回路)が変化する。作家のデービッド・ウォルフは、加齢により、情報処理が左脳(論理的、直線的思考)から右脳(直感的、感情的思考)へ移行する傾向があると観察している。印象は、ほとんど瞬間的に、直感的に、絵として、右脳思考で形作られる。であるから、熟年層には、その方法で接触しない限り、その後、どんな事実もインパクトがなくなってしまう。
しかしながら、とりあえず企業側の発信するイメージや感情的な文脈にひきつけられたとしても、次にその提供された事実や情報に基づいて購入の決定が下されなければ何にもならない。
高齢者の思考回路を知ることが、何を考えているかを知るよりも成功のためにはより重要なのである。

50-62才 
62−75才
75才〜
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*セグメントボックスについて
50才以上市場の中のセグメントにどの程度当てはまるかを示すセグメント・ボックスを付けている。
セグメントは退職前(50-62才)、退職者(62-75才)、高齢者(75才以上)の3つ。
2つ星はそのセグメントにとって非常に重要、1つ星は重要、星なしはそのセグメントには当てはまらないことを示している。


77 TRUTHS About Marketing To the 50+ Consumer