真実#20 コーズ・マーケティングが有効 これは、真実#19で述べた内容とはやや異なり、利益のためではない援助という若干異なるアプローチである。高齢者市場は企業のよい行いに対して理解を示してくれるが、これが目に見えるものとなって表現されるのが"コーズ・マーケティング"である。しかしながら高額の利益を上げながら、名目だけの寄付を"コーズ"(大義)にすることで正当化しようとするのは避けるべきだ。"コーズ"は、通常価格で販売される商品と抱き合わせにする(商品価格の一部を寄付する)か、より効果を持たせるには購入者である高齢者に寄付するかしないかを選択させる形にすることである。 後者の例として、AT&Tの通話料より10%安いという電話会社の広告がある。これ自体も素晴らしいのだが、さらに、高齢者にはこの得した料金の半分を全国のチャリティーに特定の月に寄付する権利が与えられる。大多数がこの提案に賛同し、反応が非常によくなったため、寄付のために発生するコストすらカバーできるというわけで、双方にとって利益があがったのだ!
50-62才 |
62−75才 | 75才〜 |
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*セグメントボックスについて 50才以上市場の中のセグメントにどの程度当てはまるかを示すセグメント・ボックスを付けている。 セグメントは退職前(50-62才)、退職者(62-75才)、高齢者(75才以上)の3つ。 2つ星はそのセグメントにとって非常に重要、1つ星は重要、星なしはそのセグメントには当てはまらないことを示している。
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TRUTHS About Marketing To the 50+ Consumer
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