真実#14 裕福でないのは誰?

裕福な熟年層の伝説とは反対に、高齢者層は皆貧しく抑圧されているという誤った先入観もまた存在する。どの世代にも貧困層が存在するのと同様に高齢者の中にも貧しい人はいる(多くの場合未亡人か独身女性か人種的マイノリティー)。しかしながら50才以上で貧困ラインを下回る人の比率は、実際のところ、米国における全成人における比率よりも低い
高齢消費者の収入の大部分は年金である。事実、40%〜60%の平均的退職者世帯の資産はこの年金の支払いによるものであった。典型的な中流階級の高齢者では年収の60%が年金によるものだった。メディケア(高齢者向け医療保険制度)のお陰で財政はさらに豊かになっている。
しかしながら、マーケティング担当者として知っておかねばならないことは、高齢者が低所得者層の定義に含まれた場合、若年層に比べ、それに満足してしまう傾向にあるということだ。それは、退職者は所得の上限を知っており、その範囲内で生活できるよう学んできたからである。


50-62才 
62−75才
75才〜
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*セグメントボックスについて
50才以上市場の中のセグメントにどの程度当てはまるかを示すセグメント・ボックスを付けている。
セグメントは退職前(50-62才)、退職者(62-75才)、高齢者(75才以上)の3つ。
2つ星はそのセグメントにとって非常に重要、1つ星は重要、星なしはそのセグメントには当てはまらないことを示している。


77 TRUTHS About Marketing To the 50+ Consumer