真実#12 読みやすいデザイン 40才あたりから、人間の視力は衰え始める。焦点があわせにくくなり、文章が判別しにくくなる。網膜が黄色くなり、その結果として多くのことが発生する。
a)
高齢者は青と緑と紫をみわけることが難しくなるが、赤とオレンジの違いはわかる。 b) 網膜が光を吸収するため、結果として、20才から50才の間に光を集める能力の半分は失われる。 c)
まぶしさは増加するため、光沢のある紙面に印刷されたメッセージを読むことが難しくなる。
結果として文章を読むことが非常に難しくなってくる。勿論、老眼鏡や薬でかなり補えるものの、マーケティングメッセージを確実に届けるため印刷デザインを障害となるようなものにしてはならない。 フォントサイズは11ポイントでセリフ体(文字の下の部分に足がついている字体)を勧める。セリフ体のほうが、サンセリフ体よりも読みやすい。広告本文においては特にそうである。しかし、"最低(11ポイント)"というのも周りのグラフィックやフォントや行間の"レディング(文字上部の余白)"により異なる。他の方法で代用すればより小さなフォントでもいけないわけではない。 また、デザインをシンプルにすることだ。暗い背景に白抜きの文字という形式は、文字が大きくて太字でない限り、なるべく使わない。広告本文を背景のグラフィックと分けることも大切だ。あなたの会社の広告やデザイン担当者に、明確にコミュニケーションをとる必要性とそれが高齢者にどのような意味を持つかを教育することが必要である。 熟年層向けグラフィックデザインでやってはいけないことトップ3とは
1)
タイプサイズが詰まりすぎか、フォントサイズが小さい。 2) 写真の上にタイプするか背景がごちゃごちゃしすぎている。 3) 光沢のある紙に文章が多すぎる。
50-62才 |
62−75才 | 75才〜 |
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*セグメントボックスについて 50才以上市場の中のセグメントにどの程度当てはまるかを示すセグメント・ボックスを付けている。 セグメントは退職前(50-62才)、退職者(62-75才)、高齢者(75才以上)の3つ。 2つ星はそのセグメントにとって非常に重要、1つ星は重要、星なしはそのセグメントには当てはまらないことを示している。
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TRUTHS About Marketing To the 50+ Consumer
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