カナ |
用語 |
解説 |
テイ |
提案制度 |
従業員から業務の改善や向上についての提案をしてもらい、経営の合理化や生産性向上のために役立てようとする制度のこと。具体的な方法としては、工場や事務所に提案箱を設置して従業員の提案をその中に入れてもらい、その提案内容を、経営改善・合理化などの面から評価して貢献度の高い優秀作を決め、表彰するといったやり方が一般的。この制度は、従業員の経営参加意識を高めるという効果ももっている。本来は工場での生産性向上運動の一環として発生してきたものであるが、最近では事務部門や販売部門などにおいても取り入れられるようになってきた。顧客と日常的に接し、生の市場情報が入ってくるセールスマンなどの提案は、販売の現場発想であるだけに貴重である。 |
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低価主義 |
安い価格で、単位当たりの利益は小さいが、広い範囲で顧客を把握し、長いライフサイクルで利益を確保しようとする政策。価格競争を引き起こす可能性があるが、競争者の参入を防ぐ最善策といわれている。この政策を採用するにはオペレーション・コストなど経営コストの低減化、商品差別化、販売経路の拡張、在庫回転率の向上など目標にしなければならない。 |
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定価制度 |
商品に一定の売価をつけ、どの顧客に対してもその価格で販売する方法である。販売する立場からすると、価格が一定しているため、一定利益の確保による利益計画の合理化をはかることができる。顧客の立場からも一定価格のためすべての顧客が平等ということで、好意的に受け入れられるという点から採用される。 |
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定期的情報 |
非定期的情報と対比される情報の分類概念。情報の収集、作成が定期的に行われる情報のこと。これに対し、非定期的情報とは、情報の収集、作成が非定期的に行われる情報もことである。 |
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定型化マーチャンダイジング |
ごく少数の選定されて仕入先あるいは主要仕入先と協働した慎重な一連の計画と仕入れの集中を通じたマーチャンダイジング。 |
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定温倉庫 |
温度や湿度が変化すると品質が低下するような物品の品質を保持するために、一定の範囲の温度と湿度で保管できる倉庫のこと。物品によって適温は異なるために、それぞれの物品の特性に適合した温度を保つことが必要なことはいうまでもない。ただし、定温とはいっても10度C以下の場合は冷蔵倉庫の範疇に入れるのが通常である。この定温倉庫の出現により、生鮮野菜などの長期保存が可能となり、売場での季節感の演出方法も変化してきている。 |
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低温倉庫 |
生鮮食品のように、冷凍・冷蔵・低温での保管が必要な物品を貯蔵する倉庫のことで、いわゆるコールド・チェーンの重要な一部分をなす。農産物や水産物のように、生産に季節性があり長期間鮮度を保つことがむずかしい商品は価格変動が激しいが、この低温倉庫の発達・普及によって価格が安定し、また消費者に安定的に供給できるようにもなった。 |
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テイクアウト食品
【takeout food】
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店頭のカウンターやテーブルで食べずに、持ち帰る食品をさす。普通テイクアウト食品という場合には、ファースト・フードの持ち帰りをさすことが多い。また、カウンターやテーブルを持たないファースト・フードの店を、テイクアウト・ショップと呼ぶ。 |
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提携ローン |
住宅などの高額商品販売時に、メーカーや販売店が金融機関と提携して事前にローン利用を可能にしておくこと。住宅などの高額商品の購入はローン利用が前提となっており、提携ローンを用意することによってより購入しやすい条件を整えておこうというもの。 |
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ティザー・キャンペーン
【teaser campaign】
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広告キャンペーンの際に、会社名・ブランド名・価格などといった主要な部分をはじめは伏せておき、徐々に全貌を明らかにして行くか、あるいはある時点で一挙にベールをはずすか、いずれかの形式によるものをいう。広告の受け手の注意と関心をしだいに高めてゆき、それを確信・購買に結びつけるためには高度な広告テクニックを必要とするが、適切な媒体選択により、新製品の販売や新規開店などの際にかなりの効果をあげている。 |
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ティザー広告
【teaser advertising】
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日本語で「焦らし広告」ともいう。消費者やユーザに好奇心を起こさせるための一手法。広告キャンペーンに先立って、何かが始まると思わせたり、これは何の予告かと気を持たせたりするやり方。一般に、広告したい商品や物件は伏せて発表されるので、はじめはさっぱりわからない。こうして好奇心を持たせておいてから、本広告に入る。新聞・雑誌広告、テレビCM、ダイレクト・メール、屋外広告などに多く利用されている。 |
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定番商品 |
その店で常備されており、中心となっている商品をいう。通常は規格化・標準化された商品で売上が流行やシーズンにあまり左右されず、年間を通じてコンスタントに売れるものをいう。最近では今までの定番商品が定番商品でなくなる傾向が強くなってきており、それだけ安定した売上を確保できる商品が少なくなっている。 |
デイ |
ディーラー
【dealer】
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メーカーと契約を結んでいる代理店や特約店をさすことが多いが、販売店全般を意味する場合もある。わが国で最もなじみの深いのは自動車ディーラーであるが、自動車ディーラーのように完全にメーカーの系列下にある販売店のみをさすものではない。今後の販売力強化のためには、メーカーにとってこのディーラーの量的拡大だけでなく質的強化が大きな課題となっている。 |
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ディーラー・セミナー
【dealer seminar】
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メーカーが、ディーラーヘの販促支援策を効果あるものにするために実施する各種の講習会。メーカーにとっては、自社製品の取扱店に対して経営・販売・広告などの面で指導・援助をするディーラー・ヘルプは、販売促進上欠かせない活動である。しかし、こうした活動だけではディーラーの意識変革もむずかしく、せっかくの支捷策が効果を十分発揮しないケースもおこる。そこで、ディーラーヘの販促援助を実効あるものとするためにこの種のセミナーが行なわれるようになった。 |
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ディシジョン・ツリー |
決定樹形図ともいわれる。意思決定者のお置かれている意思決定状況、すなわち、選択可能な行動の代替案、生じうる自然の状態、その2つの組合せの結果取得しうる利得を、一覧的に、樹形図に示したもの。 |
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ディスカウント・ストア
【discount store】
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耐久消費財やスポーツ娯楽用品、一般日用品を中心とした品揃えで、低価格をセールス・ポイントにしている大型店。低価格の秘密は、メーカーからの直接仕入などの独特な仕入管理と、セルフ・サービスなどスーパー・マーケットの経営技術の徹底化にある。経営資本を含めてデイスカウンターと呼ぶこともある。最近では既存店舗の不振打開のため、ディスカウント・ストアヘ業態転換する大手量販店も目立っている。 |
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ディスカウント・ハウス
【discount house】
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ディスカウント・ストアと同じように低価格をセールス・ポイントにした安売り小売店。ディスカウント・ストアと異なる点は、店舗規模が小さく、仕入ルートが不安定なため、総統的な品揃えが難しいことなどである。最近はディスカウント・ストアが安売り店の主流になりつつある。 |
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ディストリビュータ |
広義には商社、卸売商、代理商、仲買商、小売商など、商取引側面における流通業者全般。狭義には製造業者からみた自社製品の取扱業者をディストリビュータという。特定の売買契約にある特約店、代理店をディストリビュータとよぶ場合もある。 |
テガ |
手形 |
小切手と並んで、一定の金額の支払いを目的とする有価証券で、約束手形と為替手形の二種類がある。約束手形は、手形の振出人本人が名宛人に対し、一定期日に一定金額を支払うことを約束したもので、その要件は、(1)約束手形という文字、(2)一定の金額を支払う旨の単純な約束の文言、(3)満期(支払期日)、(4)支払地、(5)受取人、(6)振出日および振出地、(7)振出人の署名の7項目が記されていることである。これに対し為替手形は、支払いを第三者に委託した信用証券であり、したがってその要件は約束手形の7項目にさらに支払人を明記することが必要である。 |
テキ |
適正在庫 |
在庫計画は、一連の仕入れ活動と販売活動との中間に位置し、両者の適合をはかる調整的機能計画、つまり適正在庫の質的・量的諸調整計画を上手にたてることが主眼のなっている。過大在庫は無駄な保管費用、反対に過少在庫は品切れによる売上機会ロスや発注費用の増大になる。これらの過大を解決するために適正な在庫維持が重要になる。各月の計画在庫高は基準在庫法と百分率変異法によって算出できる。 |
デコ |
デコレーター
【decorator】
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売り場内やショー・ケース、ショー・ウィンドウの装飾を担当する人のこと。一般に目に触れる飾りつけや陳列のみをする者と考えがちだが、実際は、企業の営業方針や販促活動の一環として自店の「顔」をつくり出し、売上を増すための装飾であり、マーケティング計画に従ってその一手段を実行する担当者、と解するのが正しい。 |
デザ |
デザイナーズ・ブランド
【designer's brand】
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デザイナーが自分のデザインした衣料品などのファッション商品に、自分の名前を冠したブランドを付けて売る場合のブランド名のこと。たとえば、ピエール・カルダン、クリスチャン・ディオール、三宅一生など。知名度とイメージの高さでデザインや品質に対する価値を高め、商品の差別化をはかろうとするものである。いまでは衣料品をはじめ香水やアクセサリーなど、身の回りのあらゆる商品に付けられている。 |
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デザイン |
製品の意匠のこと。意匠は、製品の差別化のための一手段であり、また製品イメージ創出のためのひとつの方法でもある。製品意匠は、製品の品質、性能と関連をもつ。よい意匠は、製品の市場性を増大し、製品の信用とを開発し、また製品の市場開発を可能にする。 |
テス |
テスト・マーケティング
【test marketing】
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新たに開発した製品を、全国販売に先立って、限定した市場で実験的に販売してみて、種々の調査活動を行うこと。一般には中規模程度の都市をモデル・マーケットとし、全国販売と同じように広告、販売促進などを行なって一定期間販売する。その間、消費者調査、チャネル調査などを実施して、購入率、シェア、知名度さらには広告、販促効果などを測定する。これによって得られた調査結果にもとづいて、全国的なマーケティング計画・戦略を最終的に決定する。 |
デタ |
データ通信 |
コンピュータなどの情報処理機器を通信回線を使ってつなぎ合わせること。情報を処理したうえでの送受信が可能になる。電信・電話に次ぐ第三の通信といわれており、端末装置のネットワークさえ整備されていれば、大量にしかも瞬時に送更信ができるという画期的な特性を備えている。一般的にオンライン・システムといわれているが、銀行などのオンラインはこのデータ通信の実用化例の典型である。また、小売業界のPOSシステムもこのデータ通信の一つである。販売データでは、売れ筋や在庫量がその場で提供されることになり、売り場構成などで迅速な対応が可能となる。 |
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データベース
【datebase】
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多目的に活用することが可能なデータの集合。データベースには二種類あり、ひとつはリファレンス・データベースで、原情報を圧縮したり、一層詳細な情報を参照させたりするもの。もうひとつはソース・データベース、もしくはデータバンクと呼ばれるもので、直接活用できるデータの集積である。 |
デツ |
デッド・ストック |
死蔵品。計画通りに販売されないために生じるまったく動かない商品在庫。売れ残り品、ローズ品、流行遅れ品。仕入れ計画や販売計画の失敗、商品の欠陥、流行の見通しや販売予測の誤り、天候異変、経済情勢の急変などが原因となって生じる。 |
テナ |
テナント
【tenant】
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ショッピング・センターや地下街、ファッションビルなどで、スペースを賃貸契約にもとづいて出店し商品やサービスを消費者に提供している小売機関、あるいはサービス機関(飲食店、娯楽サービス、旅行代理店、金融機関、美容・理容など)。ショッピング・センター相対の顧客吸引に大きく貢献する大型店舗を核テナントまたは誘引テナントという。 |
デフ |
デフレーション
【deflation】
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物価水準が相当期間にわたって下落し続けること。ただしインフレーションと同様に、何か月の間に何パーセント物価が下落すればデフレであるといった数字は明確ではない。なおデフレには、景気の循環とともに起こる循環デフレと、インフレ抑制のための政策的デフレとがある。またデフレという言葉は、物価下落の意味のほかに、失業率の増加など、不況期の意味だけにも使われることがある。販売への影響をみると、不況を背景として消費者の購買力が低下しているため、物価は下落しても、売上は停滞する。 |
デベ |
デベロッパー
【developer】
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ショッピング・センター建設や地域開発などにおいてその計画から開発、管理、運営までのすべての業務を担当する業者。ショッピング・センターの開発業務は、ただ単に土地を買収し、そこに建物を建設すれば終わりというものではなく、むしろそれ以降の業務がより重要である。適正なテナントを募集、選定し、開業後はテナントヘのコンサルティングなど、終わりのない業務を担当するのがデベロッパーである。ショッピング・センターの成否はこのデベロッパーの力量に大きく左右されるといっても過言ではない。 |
デポ |
デポ
【depot】
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ストック・ポイント(流通倉庫)から枝わかれした、商品の一時保管と荷さばきのための施設。つまり、デポはミニ・ストック・ポイントと考えることができ、販売先の近くに設置される。このデポがその機能を十分に発揮するためには、物流システムの各機能が有機的・合理的に結合され運営されていなければならない。 |
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デポジット制 |
缶ジュースなどを販売する際に、売値に缶の代金を上乗せし、空缶を返せばその代金を返す制度。アメリカのいくつかの州で法制化されている。公害を追放するための空缶回収に役立てる制度として、わが国のいろいろな地方自治体でも条例化の動きをみせている。 |
デマ |
デ・マーケティング |
需要の拡大とは反対に需要の減少をもたらすように発動されるマーケティング。マーケティングが環境への積極的な働きかけにより需要を拡大させるだけでなく、反対に、ある特定の需要を減退させる効力も持たなくてはならないとする見解から生じたマーケティング概念。 |
デメ |
デメリット表示 |
「健康のため、吸いすぎに注意しましょう」という、タバコの商品欠陥を表示しているのが代表例で、欠陥商品ではないが、商品の性質上あるいは技術的な限界から、消費者にデメリットを与える場合、これを事前に消費者に知らせるもの。このほか「色落ちします」といった衣料品の表示、「しっしんが出ることがある」「1ヶ月飲んでも効かない場合は、服用を中止」といった、薬品、化粧品、健康食品などで、あらかじめ商品の短所や取扱い上の注意を消費者に知らせることによって、誤解や危険を避けるための表示が各業界で進んでいる。 |
デモ |
デモグラフィックス
【demographics factors】
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消費者の性、年齢、職業、所得、階級、ライフ・ステージ、居住形態など、市場を分類する場合に基準となる基本的な特性のこと。人口統計がこれらの特性を集計の軸とするところから、こう呼びならわされている。これらの特性それぞれにおける差異が、消費行動をはじめとする生活社会行動パターンに差異を生んでおり、市場戦略をたてる際には基本として把握しておくべき属性となっている。 |
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デモンストレーション
【demonstration】
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店頭または店内において、商品の説明や使い方の実際を見せること。メーカーが販売促進の手段として用いることが多い。マネキン販売が実売に結びつくことを目的にしているのに対し、デモンストレーションは、むしろ商品を知ってもらうために行なわれるものである。略してデモと表現する。販売を主たる目的とした販売方法をデモンストレーション販売と呼び、デモを実行する人をデモンストレーターと呼んでいる。 |
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デモンストレーション効果 |
誇示効果ともいい、ある人の生活様式や消費態度が他人に影響を与え、それによって購買行動が活発化すること。都市化の進んだ同質性の強い社会では他者に対する見栄から、異質性の強い社会では上級者に対する模倣として、誇示効果をもっている商品の購買が活発に行なわれるようになる。 |
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デモンストレーション販売 |
実演販売のこと。店頭でその商品の特徴や使用方法を実演し、消費者への訴求を強める方法。スーパーなどでの食品販売で、実際に調理方法を実演し試食させたり、エレクトーンなどを実際に演奏してみせたりして購買意欲を刺激するのがその例である。 |
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デモンストレ一ター
【demonstrator】
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商品の説明や使い方を実施してみせることをデモンストレーションといい、それを担当する人のこと。店頭や店内で行うことが多いが、時には家庭内に訪問して行う。ホーム・パーティ販売などがそれである。 |
テリ |
テリトリー制 |
製造業者などが販売業者の販売地域を限定する制度で、流通系列化のための戦略のひとつである。1つのテリトリーに1つの販売業者のみの場合をクローズド・テリトリーといい、複数の販売業者をおく場合をオープン・テリトリーと呼ぶ。テリトリーを制限するということは、販売業者の営業テリトリーを保障することにもなる。フランチャイズ・チェーンは典型的なテリトリー制の事例である。 |
デリ |
デリカテッセン
【Delicatessen】
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もとはうまいもの、甘味菓子という意味のドイツ語であったが、ここでは洋風の調理済み、あるいは少し手を加えるだけで食べられる高級惣菜、またこれを扱う小規模の店舗を総称していう。高級レストランに行かずに、比較的安価に高級料理を味わえる点が買われ、いまや主要デパートの食品売場でも、店づくりのメイン商品のひとつとなっている。 |
デル |
デルファイ法
【Delphi method】
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ヘルマー(O. Helmer)らによって開発されたグループによる技術予測の手法。専門家グループに対して、新技術、新製品、あるいはほかの仮説的な将来事象に関する彼らの期待を、個別的に質問し、その回答結果を数量的に処理集計する。その専門家グループには引き続き何回かにわたって再質問を行い、それをもとに彼らの期待値あるいは推定値の幅を狭め、収斂させていく方法。不確実性の高い将来予測や技術予測のための調査法。 |
テレ |
テレビCM
【television commercial】
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テレビ放送を利用した広告。テレビ広告は映像と音声が同時に放送されることから、短期間に商品名や商品特性を一般に広く知らせることができる利点がある。しかし一方、広告料金が高く、時間的制約があるため、主力商品、新商品の広告に絞って利用されることが多い。 |
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テレフォン・ショッピング
【telephone shopping】
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無店舗販売のひとつで、テレビやカタログなどを通して商品説明を行い、それらを見て購入を希望する人は、電話を使って注文するシステム。 |
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テレフォン・マーケティング
【telephone marketing】
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電話を活用したマーケティング活動全般を総称してテレフォン・マーケティングという。電話のもつ双方向コミュニケーション性が、今日の個性化・多様化した市場環境に対応しており、電話を使うことによって、一人ひとりの消費者に対する個別のマーケティング活動が可能になる。 |
テン |
展示会 |
メーカーや問屋が顧客を集めて、来年の新製品などを発表するとともに、来年の注文をとるために行うイベント。通常はロイヤリティの高い優良顧客のみを対象とする場合が多く、メーカーや問屋にとっては来年度の需要量の見込み立て、市場ニーズの動向把握に役立てることができる。 |
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店内インテリア
【interior display】
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店内における、陳列を含む装飾、飾りつけ。商品をより引きたて、来店客の目をより楽しませるもの、重要なポイントとなっている。近頃は、コンクリートの打放しのような形式の専門店もあるが、それも商品を際立たせるための、インテリアの一手法といえる。 |
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店内動線 |
客動線ともいい、売場内で客が商品を見て回る通路のこと。この動線が長いことはそれだけ店内をくまなく見て回り、関連商品の購入機会が増加することを意味し、客単価のアップを通じて売上高の増大へと結びつく。そのため、商品の陳列方法、POP類の表示方法など売り場の全体レイアウトや演出を考える時は、この店内動線をいかに長くするかを考慮しなければならない。 |
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店舗選択要因 |
買物をする場合に消費者が店舗を選ぶ要因のこと。実証的に次の4つのいずれかであることが知られている。価格的要因(低価格)、利便性要因(家の近所であるなど立地の利便性・遅い時間にも開いているなど時間的利便性・ワンストップ・ショッピングなど商品選択の利便性)、サービス要因(接客がよい・すぐ配達する・クレジット販売・ポイントが貰える・アフター・サービスがよいなどのサービス)、商品要因(商品のプレステージ・品質がよい・商品が豊富・そこにしかないブランド)などにひかれる。アウトレット・ストアは有名ブランドを低価格で購入できる業態として、近年、消費者に注目されている。 |
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店舗立地
【store location】
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店舗が立地する場所のこと。小売業やサービス業は立地産業とも呼ばれるほど、店舗立地のよしあしが、経営の決定的要因となる。したがって、立地条件のよい場所を選定することが、店舗を出す際には何よりも重要なこととなる。立地条件のよい場所とは、当該商品やサービスの需要が、商圏内で集中しうる場所である。 |
デン |
電波媒体 |
電波を利用した広告媒体のこと。テレビ・ラジオが主なものである。ラジオ媒体はAM放送とFM放送に分かれ、AM局が主体となっている。テレビ媒体は,VHF放送と宇HF放送に分かれる。商業テレビ放送は、ネットワークによる系列下により、キー局とローカル局に大別される。衛生放送、CATVの進出、地上局のデジタル化により、電波媒体の今後の動向が注目される。 |
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電話調査法
【telephone survey】
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電話所有世帯から調査対象者を抽出して電話でインタビューする方法。最近、テレビ番組の世帯視聴率など、正確を期するよりも、手早く結果を知ろうとする場合に多く用いられる。メリットとしては、(1)費用が安い、(2)調査員の管理が容易、(3)結果が早く出る。
デメリットでは、(1)厳密な意味で一般世帯の代表とはなりえない、(2)ごく簡単な内容しか調査できない、(3)回答拒否比率が比較的高い、といったことがあげられる。電話調査のもつ簡便性を生かしてモニターなどに定期的に店についての意見を聞くことも、重要な市場情報収集手段となる。 |