カナ |
用語 |
解説 |
ソウ |
相関係数 |
2つの数量的な変数があったとき、両者がどの程度足なみをそろえて変動するかを示す指標。正確にはピアソンの積率相関という。2つの変数が完全に正比例関係にあれば1、反比例関係にあればマイナス1、無関係ならゼロの値をとる。たとえば、パンの消費量とコーヒーの消費量には正の相関がある。商品別に売行き相関係数を測定すると関連商品の組合せがわかり、売り場の商品陳列面などに応用することができる。 |
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相関分析 |
相関関係とは、2つのまたは2つ以上の変量の間で、一方の変量が変化すると、他方もそれに応じて変化する関係を言い、これを統計的に分析するのが相関分析である。相関関係は、一方の変量が増加すると、他の変量も増加する正の相関関係と、一本の変量が増加すると他の変量は減少する負の相関関係に分かれる。 |
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総合飲食店街整備事業 |
農林水産省が、外食産業に対して、経営近代化、活性化を目的として始めた事業。内容は、飲食店街を対象に、駐車場、食材の加工保管所、催事場、共用客用施設などの共同施設の建設に対して、建設費の3分の1を補助しようとするもの。この整備事業を通じて飲食店街を、消費者の嗜好にあわせた業種や業態に転換し、あわせて都市再開発事業とも連動することによって、全体の街区整備になることを意図しているといわれている。 |
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倉庫機能 |
倉庫は商品を保管するためにあるといえるが、それは現象面のみの話。倉庫の機能は商品の物流の調整を行うためのもの。輸送・配送を行うための入出庫処理、品揃えを行うための仕訳、オーダーピッキング、流通加工、在庫数量管理のための在庫管理機能を持っている。 |
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層別副次抽出法 |
層別副次抽出とは、母集団をいくつかの層にわけ、それぞれの層からいくつかの抽出単位を選び、その抽出単位から標本を抽出することをいう。たとえば、オーディオの販売量を調査する場合、音響専門店と電気テントに層化する。 |
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双方向通信 |
CATVの高度通信システム化へ向けての基礎技術となるもので、音声や映像による双方の対話が可能な通信方法。同軸ケーブルによる音声双方向、光ファイバー・ケーブルによる映像・音声双方向のそれぞれが試みられている。 |
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総量規制 |
汚染物質を地域ごとの総排出量でとらえて規制すること。公害防止の一環として、従来は工場などからの汚染物質の排出を濃度を尺度として規制してきたが、新たな排出源の出現、工場の操業力のアップなどで汚染の進行が早まり、濃度規制だけでは間に合わなくなってきたことから生まれた考え方。各地域の汚染物質総排出量を定め、それから工場ごとの総排出量を割り当てるものである。地域ごとの総排出量の算定方法に検討すべき点が残るほか、割当て量以内に抑えさえすればよいというのでは工場の汚染削減意欲を減少させるなど問題点も残されている。 |
ソク |
即日納入 |
売買契約した物品を、指定した場所に持ち込むこと。契約の内容には納入時期(納入期日、納入期間、納入期限)を取り決めるのが通例であるが、契約したその日に納入するケースを即日納入という。必要となったつど必要な量を即納することにより、在庫を抑えるというメリットがある。 |
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側面販売 |
顧客の横に並んで説明しながら販売する方法。顧客の視線と同じ位置から商品説明ができるため、より説得力をもつことができる。陳列ケースをはさんで顧客に商品説明をする対面販売に対する用語である。 |
ソシ |
ソーシャル・マーケティング
【social marketing】
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「企業の経済的利益」と「社会の利益」との間に矛盾を生じさせることなく展開され、社会全体の福祉を高めながら利潤も創造するマーケティング活動。社会的に有用な商品を製造・販売するという活動はもちろん、それと同時に企業が積極的に公共的な活動を進める契機ともなった概念である。企業の社会的責任論を背景として1970年になって、米国の経済学者コトラーやザルツマンらによって提起された。 |
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組織化 |
企業の経営活動が、合理的に、能率的に遂行されるためには、全体として統一のある行動や一定の秩序を確保することが必要になる。共通の目的にあわせ、内容の異なる仕事を相互に有機的に結合させることを組織化という。 |
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組織原則 |
組織をつくるにあたって従う必要のある諸原則は、運用においても生かされなくてはならない。さらに諸原則はそれぞれ相互関連的に、総合的に均衡をたまっていて用いられる必要がある。諸原則とは、責任と権限の原則、専門化の原則(専門的分業)、統制範囲適正化の原則、調整の原則(全体的観点からの調整・統合)、委任の原則(上位者から下位者への責任・権限の一部委任)がある。 |
ソフ |
ソフトウェア |
データ処理システムを構成する物理的な機械装置をハードウェアと総称するのに対して、それらの利用技術を総称する用語。狭義には、コンピュータ・プログラムの総称と解釈されこともあるが、最近ではノウハウと同じような意味で、ハードウェアの利用技術全般と広く解されることが多い。「金物」を効果的に利用するために必要なものという意味である。 |
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ソフト・グッズ
【soft goods】
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衣料品を中心とした非耐久消費財という幅広い解釈でソフト・グッズをさす場合もあるが、通常は繊維関連商品、とくにアパレル関連商品を意味している。これと対比されるのが自動車や家庭電化製品などの耐久消費財をさすハード・グッズ(hard
goods)である。 |
ソン |
損益分岐点 |
売上高と総費用がちょうど等しくなり、差し引いても利益も損失も生じない売上高をさし、費用と売上高の相互関係をいう。すなわち損益がゼロの点。その点以上の売上があれば利益が生まれ、以下となれば損失が生まれるという点の売上高を損益分岐点という。いわゆる採算点。企業経営における利益計画や利益管理にとって基本となる数字である。損益分岐点を求める公式は次のとおりである。
損益分岐点=固定費/1−変動費/売上高 |