カナ 用語 解説
ミコ

見込客

【prospect】

自社の商品や・サービスについて、購入客、取引先となる以前の段階の人(団体)をいう。名簿、縁故、紹介、催し物、飛込み訪問を活用して見込客を発見し、顧客化することになる。見込客にもいくつかの段階を設定することが作戦上有効であり、(1)全く関心を示さない見込客、(2)若干の関心を示す、(3)話を聞き関心を示す、(4)取引可能と考えられる見込客の4つに区分し、それぞれの段階でのアプローチを考える必要がある。見込客の探索が新規顧客の拡大につながるため、企業にとって見込客開発は重要な課題である。
ミク

ミクロ・マーケティング

【micro marketing】

通常いわれているマーケティングは、ミクロ・マーケティングのこと。経済システム内の個別企業の立場からマーケティング問題をとらえようとするもので、マーケティングがどのように活動し、どのように機能すべきかを検討しようとするもの。チェーン店舗を一括して同様にオペレーションするのではなく、個々の店舗の置かれている環境を考慮して個別にオペレーションする経営手法。地域の気候的特性、競合状態、地域住民の年齢構成、所得階層、人種構成、趣味嗜好の特性などを十分に研究した上で、商品構成、価格レイジン、店員の対応をきめ細かく行う。
 

ミクロ・モデル

【micro model】

ミクロの分析対象、すなわち、企業、消費者などの個々の経済主体についてのモデル。一国全体についてのマクロ・モデルと対比される概念である。
ミス

ミス・マーケティング

【miss-marketing】

マーケティングの失敗例のこと。商品開発などでは、成功事例の何倍、何十倍の失敗事例があると思われるが、当事者たちが発表しないため、具体的なミス・マーケティングの事例はほとんど聞かれない。ミス・マーケティングの要因には以下のようなものが考えられている。(1)経営者が、客観的な根拠なしに自分の好みを押し通す、(2)市場の予測の誤り、(3)製品アイデアを事業化する組織の弱さ、(4)商品の差別化の弱さ、(5)競争相手の予想以上の強さ、(6)商品魅力のなさ、(7)地域性に対する配慮の欠如、(8)販売力の弱さ、などである。ミス・マーケティングの事例からは、単に失敗をしないノウハウが学べるだけでなく、その着想など新製品開発に役立つ情報も多く得られる。
 

ミステリー・ショッパー

【mystery shopper】

顧客が企業と契約して、実際に買い物しながら、その企業のお店の問題点を報告、提案する制度。通常、そのお店の固定顧客より選定し、ミステリー・ショッパーになっていただく。従業員よりお店の実情を知っていることが多い。
ミツ

ミッシー

【Missy】

20代後半から30代前半にかけての、いわゆるヤング・ミセスをさす造語。主婦であり母である場合もあるが、従来のそうしたイメージにとらわれず、新しい流行や商品に敏感に反応し、新鮮な生活空間を創造しょうという意欲が旺盛である。主婦でありながら、思わず「お嬢さん」と呼んでしまいたいムードを身につけているところから、Miss(未婚女性)にyをつけてミッシーと造語された。
 

ミッショナリー・セールスマン

【missionary salesman】

販売活動のうちで、特に、卸売業者や卸売のセールスマンの販売活動を支援する役目を持つメーカーのセールスマンのこと。したがって、メーカーのマーケティング戦略が、卸売・小売の段階で計画どおりに遂行されるように支援することが目的で受注活動は付随的である。具体的には、卸売業者や小売店をまわって、自社製品に対する好意を高め、需要を刺激するための援助をする。なかでも卸売業者のセールスマンの指導、訓練が重要な任務と見なされている。医薬業界ではプロパーと呼んでいる。
ミホ 見本市 業界全体で新商品を中心とした商品見本を1カ所に多数展示し、商品の紹介、宣伝をしながら需要の喚起と大量取引の成立などを目的として催される市場。輸出振興を目的とした国際見本市、国内向けの国内見本市に大別されるが、各業界において定例化しているケースが多い。