カナ 用語 解説
QC

QC

【quality control】

品質管理のこと。科学的に製品の品質を管理する方法で、管理図法、層化法、対照法、相関法などを使う。QC活動を現場段階で行なう従業員の小集団をQCサークルというが、これはわが国独特のもので、メーカーのみならず第三次産業にも急速に普及した。製造現場からスタートしたQC活動は、今日では、営業・企画・開発・総務・経理などの非製造部門をも含めた全社的なQC運動として定着し、これをTQC運動と呼んでいる。販売面では、目標を設定し、その実践方式を編み出し、プラン・ドゥ・チェック方式を実践する「方針管理」と、日常の営業活動でムリ・ムダ・ムラを排除する改善運動としてのサークル活動がある。
 

QCサークル

【quality control circle】

同じ職場の中で、品質管理活動を自主的に進める集団のこと。規模はだいたい10人まで。全員がサークルリーダー、書記などの役割を分担し、職場の問題点の改善や、よい状態を維持するための管理活動を、QC手法を活用して自主的に実践する。わが国独自のもので、この活動により第一線の営業マンなどを活気づけ、全社的改善運動としてのTQCが成果をあげえたといえる。
QR

QR

【quick response】

クイック・レスポンス。衣料品・雑貨を取り扱う小売業・製造業で広く採用されている戦略的手法である。在庫切れの削減、値下げの回避、発注から納品までの時間的対応(レスポンス)を短縮する目的で小売業と製造業が戦略的提携を結ぶ。QRシステムの効果的運用のためには、情報の製販での共有が必要であり、特にPOS販売データが提供されることが必要である。EDI、バーコード技術がQR推進に欠くべからざる要素でもある。