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現在の小売業を取り巻く環境(p.22)
現在のマーケットは拡大しない成熟市場。それを取り巻く3つの動向も、小売業にとって更なる厳しい環境である。まず、人口減少と高齢化、そして、商品は、市場の普及もメーカーの開発も飽和状態。加えて、消費者の価値観・購買パターンの変化である。これらを打破する新マーケティング・ルール、「顧客維持マーケティング」を推奨する。 顧客維持マーケティングとFSP(p.34)
第一に、商品管理のマーケティングから、顧客焦点のマーケティングへの転換。更に、顧客層から、顧客一人ひとりへ焦点を変えて、顧客実体の観察/分類を細かく行う。p.40に、米国の顧客分類の具体例を挙げた。 FSPの全体像:地域密着型マーケティング(p.54)
FSPの定義は、顧客の購入金額や来店頻度などに応じて特典やサービスを変えることによって顧客を維持し、販売効率を上げるマーケティング政策のことである。FSPを成功させる具体的な変革と、その結果、達成できる目標を提唱した。また、仕組みづくりとして、顧客データベースの必要条件や、顧客主導型アイテム「キータグ」の導入、また、量販店の「エブリデイ・ロー・プライス(EDLP)」に替わる「顧客別投資戦略」を紹介。顧客へのポイント還元方法として、ハードバリュー・プログラム(p.77)、ソフトバリュー・プログラム(p.79)、顧客参加プログラム(p.82)の3つを事例を挙げて解説した。 顧客に関する6つの質問(p.90)
小売業者が生き残るためには、以下の6つの質問に全て答えられる体制を整えていなくてはならない。
顧客データ分析システム−8つの重要項目(p.96)
POSに顧客分析用コンピュータと顧客データ分析システムを追加導入。顧客データ分析システムの8項目には、まず、顧客の購買記録を基にした(1)購入金額10%ごとに顧客を10ランクに分類する顧客デシル分析、(2)R(Recency)・F(Frequency)・M(Monetary)の3次元に分類するRFMセル分析の2つの分類項目と、売上順アイテムとその購入顧客を把握するための(3)部門顧客分析、(4)カテゴリー分析、(5)アイテム分析と(6)特売顧客分析の4つの購入顧客特定項目がある。更に、商品を分類して、(7)売れ筋・死に筋商品の管理をする部門デシル分析と膨大なブランドの中からカテゴリー単位の売れ筋商品を見いだすカテゴリーデシル分析の2つがある。顧客デシル分析−(1)とRFMセル分析−(2)についてはp.102以降にデータベースの分析画面例を添えて、詳しく解説した。 米国のFSP成功事例
ドロシーレーン(p.130)、ビッグY(p.130、133)、リーズ(p.131) グリーンヒルズファーム(p.136)−1992年から5年間にわたって実施された生き残り戦略の紹介。 FSP導入のガイドライン(p.162)
FSPガイドライン:成功させるための補足条項
1. 会員募集(p.194) FSP実行結果の分析とマネジメント業務(p.231)
FSPの特徴の1つは、すぐに結果を分析できることである。失敗すれば、即座に改善。だからこそ、毎日のテストを怠ってはならない。毎日の重要なマネジメント業務は次の3つ:1.固定客化新捗度マネジメント、2.マーチャンダイジング・マネジメント、3.会員募集マネジメント。 |
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