これからは、顧客1人ひとりに満足を与えられる企業だけが、勝ち残る!
顧客満足型マーケティングの基本コンセプトから実践のノウハウまでを、分かりやすく解説する決定版です。

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PART1 新マーケティング用語とその概念
20年ほど前に米国で誕生した新しいマーケティング用語の説明。新マーケティングは、製品よりも顧客をマーケティングの中心においたマーケティングで、従来型のマス・マーケティングとは異なる手法である。
PART2 顧客満足型マーケティングの展開フレーム GBGK
顧客満足型マーケティング展開のフレームについて説明する。
顧客マーケティングは、顧客氏名(顧客リスト)の獲得から顧客との関係の構築、関係育成、そして顧客維持(キープ)の手順を踏む。その展開の段階を1つの用語(キーワード)として定義したのがGBGKである。
最初のGは、ゲット・カスタマー(Get Customer)。つぎのBは、ビルド・カスタマー(Build Customer)。2番目のGは、グロー・リレーションシップ(Grow Relationship)。最後のKは、キープ・カスタマー(Keep Customer)。
PART3 顧客満足型マーケティング第1段階 Get Customer
顧客リスト(氏名など顧客属性)とその顧客の購買データの獲得について説明する。
顧客データの獲得なくして顧客満足型マーケティングは始まらない。顧客をゲットする方法、注意点を述べる。
PART4 顧客満足型マーケティング第2段階(1) Build Relationship(誰と)
顧客満足型マーケティングは、カード会員の購買データをデータベースに記録し、誰と関係をより強化すべきか検討し、その顧客に販促費を集中し、関係をさらに深め、継続して購入してもらえるように展開するマーケティングである。ここでは、顧客と関係を構築する考え方、方法論を述べる。まずは、誰と関係を構築すべきかの顧客識別方法について説明する。    
PART5 顧客満足型マーケティング第2段階(2) Build Relationship(どのように)
ここでは、顧客との関係構築、信用づくりについて述べる。識別した顧客とどのようにして関係を構築していくかについて述べる。中心になる題材は「顧客特典」の方法である。顧客との関係構築の最初は、顧客に購買に対する感謝、謝礼をすること。感謝の方法は金(ハードベネフィット)だけではない。顧客のハートをくすぐる感謝の手法(ソフトベネフィット)もある。    
PART6 顧客満足型マーケティング第3段階 Grow Relationship
ここでは、顧客との関係をより強固なものにするための方法を述べる。より高度な顧客識別方法や顧客データ活用方法を実施する。メッセージもかなり個人的になる。販促費の効率もさらに高まり、マーケティング費用のROIも高まる。
PART7 顧客満足型マーケティング第4段階 Keep Customer
ここでは、顧客キープ(維持)戦略について述べる。
顧客をゲットし、誠意を尽くしつつも残る顧客、去っていく顧客がある。去っていく顧客(顧客離反)が多いと顧客満足型マーケティングは失敗する。離反理由を調査して、問題解決のための顧客戦略を実行しなければならない。    
PART8 顧客満足型マーケティングは「戦略マーケティング」
ここでは、顧客満足型マーケティングの戦略的位置づけ、成功条件について述べる。
新マーケティングの導入は全社で実施しないと成功しない。従来のマーケティング手法、営業手法を根本から変える重要な会社戦略の変更である。これは並大抵の努力ではできず、経営トップのリーダーシップが成功の必須条件になる。
PART9 「顧客満足型マーケティングシステム」の知識
ここでは、顧客マーケティング情報システムとはどのような体系で、どのような機器(ハードウエア)、ソフトウエア、アプリケーション(情報分析適用業務)を準備すべきか述べる。
顧客マーケティング情報システムは、情報系システムといわれ、顧客像の把握、顧客の購買動向の把握、購買高チャンス顧客発掘、関連購買把握などをおもなアプリケーションにしている。
PART10 顧客満足型マーケティングの「失敗の本質」
顧客満足型マーケティングは、米国でも70パーセントの企業が導入効果を見出せずに失敗しているといわれている。筆者は20年間、データ・ベースマーケティングに関わってきているが、日本でも成功したといえる企業は少ない。その経験から「なぜうまくいかないのか」「なぜ失敗するのか」の原因を最後のパートで述べる。
 
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