1章はデータベース・マーケティングに関する章。2章以降、銀行POS(デビットカード)、エロクトロニック・クーポン、フリークエント・バイヤー・プログラム(p92)、ホームショッピング、SIS(戦略情報システム)、DSS(意思決定支援システム)などエレクトロニック技術を活用したマーケティングの米国事例を紹介。ホームショッピングは、現在最大手のHSN(ホームショッピング・ネットワーク)の創成期の実状を紹介した。

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10年前はデータベース・マーケティングの命名が盛んに行われた時期
データベース・マーケティングと言う命名は米国でも当時不適切と言われ、業界の様々な人たちがつぎのような命名をし、データベース・マーケティングの必要性を主張した。リレーションシップ・マーケティング、ワン・トゥ・ワン・マーケティング、フリークエント・マーケティング、インテグレーテッド・マーケティング、マキシ・マーケティング(ラップ&コリンズ)。
なぜデータベース・マーケティングか(P22)
トフラーは『第三の波』でデ・マスフィケーションという造語を使った。もはやマーケットには平均像やプロトタイプはないという意味。人々は小さな固まりに分解した。『競争優位戦略』の著者、マイケル・ポーターはこのことをフラグメンタリーと表現した。
データベース・マーケティング5つのキー(P24)
1. 既存顧客との関係強化と活性化
2. 既存顧客の格上げ
3. 既存顧客へのクロス・セール
4. 旧顧客の再活性化
5. 新規顧客の獲得戦略
マキシ・マーケティング・モデルの紹介(P31)
1. ターゲット効果の最大化からスタート
2. 広告メディアの最大
3. 立証することの最大
4. 広告注目度の最大化
5. コンタクト活性化の最大化
6. シナジー効果の最大化
7. 広告と販売の連結最大化
8. 販売の最大化
9. デリバリーの最大化
ターゲット・マーケティングの5つの基本パターン(P34)

1. Fishing(ダイレクト・レスポンス広告で釣り上げる方法)
2. Mining(アンケートなどで採掘する方法)
3. Panning(リストをふるいにかける方法)
4. Building(データベースを構築する方法)
5. Niche(適所、穴場を探す方法)

コリンズはスピランキング(Spelunking)と表現している。スピランキングは「洞窟の探検」の意味である。

顧客セグメンテーション基準(P43)

1. 人口統計学的セグメンテーション
2. 精神的特性セグメンテーション
3. メイルオーダー特性セグメンテーション(RFMISM)
4. 物理的特性セグメンテーション

RFMISMとはリーセンシー(最新購入年月日)のR、フリークエンシー(累計購入回数)のF、マネタリー(累計購入金額)のM、アイテム(商品品目)のI、ソース(情報源)のS、メッソド(支払方法)のMの構成を表現した用語である。

レスポンス者分類用語(P51)
1. アクティブ・バイヤー(活発な購入者)
2. マルチ・バイヤー(多頻度購入者)
3. フォーマー・バイヤー(昔の購入者)
4. ホットライン・バイヤー(最新購入者)
5. 100ドルバイヤー(特定金額購入者)
6. ギフト・バイヤー(ギフト購入者)
7. プレミアム・バイヤー(景品付き販売購入者)
8. クレジットカード・バイヤー(クレジットカード支払者)
9. カタログ・バイヤー
10. テレビ・バイヤー
 
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