オンライン・ショッピングの先端企業を取材し出版したもの。
「アトムワールド」から「ビット・ワールド」へと唱えるマサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア・ラボラトリ創立者であるニコラス・P・ネグロポンテ氏や天才と言われるアラン・ケイ氏の21世紀の消費生活の風景から紹介している。

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デジタル流通時代の10のトレンド(P25)
  • 仕事と余暇がブレンドする−仕事と余暇の境界がなくなる。
  • 情報が自由化される−情報が空中を駆け巡る。
  • 販売やサービスは顧客の場で行われるようになる。
  • 消費者が広告媒体を選別する。
  • 消費者が情報のパートナーとなる−企業とのパートナーシップ
  • 情報ネットワークがコミュニティづくりに貢献する。
  • 相互作用がビジネスの基本になる。
  • まず販売し、それから製造するようになる。
  • 市場動向の習慣能力が最強のスキルになる。
  • デジタル技術をもった新規企業が出現する。
バーチャル・スーパーマーケットに消費者の期待(P58)
  • 60%近い主婦が、買い物に1時間以上も費やさなければならないことに不満を持っている。
  • 3分の2の主婦が、買い物より何か他のことに時間を使いたいと思っている。
  • 80%近い主婦がホームショッピングに期待している。このような意見はバーチャル・スーパーマーケットの出現に拍車をかける。
ピーポッド(Peapod)ケーススタディ(P89)
アメリカの各地から「食料品」や「雑貨」をコンピュータ・オンラインで受注し、顧客から指定された納品スケジュールに合わせて自宅まで配送するというホームデリバリー・サービス・スーパーマーケットが誕生し人気を得ている。
野菜・果物/加工肉類・チーズ等/ベーカリー/精肉/乳製品/加工食品/冷凍食品/菓子/ペット用品/ベビー用品/薬・ソープ・化粧品/日常家庭雑貨/生花/定期券・切手・フィルム/酒類/新製品の部門からなりたっている。
自分のパソコンで買い物したい商品を検索しバーチャル・ショッピング・カートに次々に放り込んでゆく。あとは配達日時を指定すればよい。
買物代行企業 CUCインターナショナル(現センダント)のケーススタディ(P145)
コネチカット州スタンフォードに本社を置くセンダントは会員に対し買い物したい商品(例えば車)を探してくれるオンライン・サービスである。次のようなサービスを提供している。
  • ショッパーズ・アドバンテージ
    1700社以上、25万アイテムの商品データベースを所有し会員に商品情報を提供。ホームショッピングを手助けしている。
  • トラベラーズ・アドバンテージ
    航空会社のスケジュールやホテル、レンタカーの予約に関する情報を提供する。会員がホテルを予約すると最高で30%の割引が適用される。
  • オートバンテージ
    全米約2000のディーラー網を通じて購入できる新車情報を提供する。新車の購入やグッドイヤーやファイヤーストーンなどの自動車部品を格安で購入できる
  • プレミア・ダイニング
    全米約2万ヶ所におよぶレストランで1人分の料金で2人が食事できる格安料金サービスを売り物としている。
  • センダントのオンライン・サービスのこだわり、日本での展開(三菱商事が出資)、日本での可能性などふれている。
インターネット・マーケティングの成功シナリオ(P171)
  • 情報揃え−情報の幅と深さが重要
  • 情報の高鮮度維持−情報のリアルタイムな変化がキー
  • カムフォタブル−気軽さ・居心地・自由
顧客の時間やマネーの経済性提供、安心感をもらえるサイトサービス、顧客の主導、双方向(インタラクティブ)が成功のキーとなる。
 
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